今回も参考文献は、大前先生の「残業ゼロで授業も学級経営もうまくなる!~からです。
≪追試の連続で力をつける≫ ←まずは追試(真似)から!
・授業力向上を目指すとき、第一歩となるのが先行実践の追試。その第一歩はたくさんの先行実践を集め、よい授業にふれること。
・追試のポイントは、真似るだけでなくその実践者の共通点を探すことを心がけること。先人の教育行為の背景にある思考や考え方を理解するように努める。
≪授業の組み立ての型を覚える≫
- 教えて考えさせる「習得型」
- 個別に問題解決をさせる「問題解決型」
- グループで課題を解かせる「共同学習型」
・教科ごとに典型的な授業の組み立ての型を覚えておけば、授業案を考えるのが楽になる。
≪授業改善をルーティン化する≫
・授業力を高めるには、その授業がよかったのかどうかを振り返ることが欠かせない。
振り返りですること
- こどもの理解度や意欲を調べる。学習内容を全員が理解しているのか、意欲は高まっているのか、その2つともを大切にする。
- 教師の教育行為が望ましかったかどうかの振り返りをする。
・授業改善はつい後回しになりがち。日常の作業としてルーティン化してしまうこと。
- 理解度は、授業中にこどものノートをチェックし、意欲や理解の程度を観察しておく。
- 次に教師の教育行為がよかったかを振り返るために、記録(日誌やメモ)する。簡単でよいので、「こんな発問をしたらこう反応が返ってきた」ということを記録しておく。
≪通知表・指導要録は前倒し処理で乗り切る≫
・評価は普段から行い記録しておく。
・所見も学期末になってから文章を考えるようでは時間が足りない。パソコンのデータに個人のがんばったところをメモしておき、学期の途中でも入力しておく。学期末には最終確認をするだけにしておく。
・要録も2月末には、できるものは反映させておくと、学年末にはほぼ終わっている。出席日数などだけに。
≪自分磨きの時間を予約する≫
・教師としての力量を高めるための時間は定期的に確保したい。例えば月に1回は研究会やセミナーに参加する、寝る前には必ず読書をする、といったように時間を予約しておく。良い習慣が身に付くと確実に力量が向上に良い授業や学級がつくれるようになる。
★「自分磨き」を意識していくと、楽しんで、学んで、力をつけていくことができると思いますよ!