「高校野球神奈川を戦う監督たち」④

前回の続きです。監督も前回と同じ横浜隼人の水谷監督です。

 

 そして、甲子園に向かうにあたって一つの提案をした。

「ガッツポーズをやめよう」

 相手がいるからこそ、野球ができる。その相手に対してガッツポーズをするのは失礼だと。

 ただ、喜びの表現をすべてやめるのは、逆に高校生らしくない。そこでガッツポーズの基準を決めた。肩から下でこぶしを握るのはいい。肩から上にこぶしがいくのは、「それが挑発行為になるから」と禁じた。

 

 甲子園から帰ってきたチームは、また新たな取り組みを始めた。

 試合前、整列するときほとんどすべてのチームが「お願いします!」と挨拶をする。それ以外の言葉は聞いたことがない。

 だが、横浜隼人は「お願いします」とは言わない。

 「ありがとうございます!」

 これが横浜隼人の挨拶だ。グランドに入るときも、「ありがとうございます!」取材で学校を訪れたときは、「こんにちは、ありがとうございます!」と言葉をかけてくれる。

 「相手がいるから野球ができる。もっと言えば、平和な世の中だから野球ができる。すべてのことに感謝して、ありがとうございます。こういう考えを持てるようになれば、相手は私立だから県立だからと、野球を変えることもなくなる。野球ができること、試合ができる喜びになります。」

 このあたりも他のチームにはない横浜隼人の色と言える。

 水谷監督の理想は「Happy Happy」という考えだ。勝敗が喫するのは当然だが、勝っても負けても、この相手を試合ができてよかった。スタンドもこの試合を見ることができてよかった。そういう気持ちにいかになれるか。

 「野球を通して幸せになろう」

 選手にもこんな気持ちを伝えている。

 「甲子園よりも何よりも、その先の人生にいかに幸せになれるか」

 水谷監督自身が、野球に出会ったことで幸せな人生を過ごせているから言える言葉だ。

 

 

 

☆zekkoutyou

 「Happy  Happy」  いいですね!!

 人は幸せになるために生まれてくる。

 いつも、何事も、その先に自分の幸せ、みんなの幸せを目指したいですね。

 みんなで。