不機嫌は罪である⑦

続きです。

 

≪上機嫌の筋トレを続けよう≫

 

ここまでの内容をまとめましょう。

・不機嫌は「状態」なので、からだの調子をととのえることでも改善できる

・目指すべきは心身のほぐれた「オープンマインド・オープンバディ」

・慢性的な不機嫌は、「温まりたい」欲求が満たされていないことと関わっている

・からだを温めるにはリラックスした姿勢と深い呼吸が不可欠である

・深い呼吸をマスターすると、緊張しなくなりコミュニケーション力も向上する

・世界的なムーブメント「マインドフルネス」も上機嫌に役立つ

・昔の日本人のように「湯舟によく浸かる」ことも上機嫌の作法

・他人から上機嫌に見えるためにも「表情」と「声の張り」を見直そう

 

いかがでしょう。どれも簡単なことばかりではなかったでしょうか?

ぜひ今日からでも始めてみてもらえばと思います。

何度も言っていますように、上機嫌力というのは訓練の成果です。

訓練というのは毎日コツコツやるのが大切です。

「あ、今日不機嫌になっちゃったな・・」と思って、そこであきらめないでください。

「よし、自分が不機嫌なことに気づけたぞ」と前向きになって、からだをほぐし、深い呼吸をして微笑み、その日の上機嫌を始めればいいのです。

 

☆zekkoutyou

確かに、簡単そうです。

となると、大切なのは続けること。

筋トレですからね。

不機嫌は罪である⑥

続きです。

 

長時間デスクワークをしている人にぜひやってほしいのが、デスクワークの合間に立ち上がって、肩甲骨をほぐして全身を揺さぶるということです。

私は授業中にも学生に「全身をほぐす」作業をしてもらうようにしています。

腕を上げて左右に伸ばしてもらったり、その場で立ってもらって軽くジャンプしてもらったり。

これをするだけで、授業中の彼らの反応はまったく違ったものになります。

「野口体操」で知られる故野口三千三さんは、「上体のぶら下げ」と言う方法で、上半身の無駄な力を抜く方法を提唱しています。

 

両脚をわずかに左右に開いてすっきりまっすぐ立つ。

ついて上体を前下にぶら下げる。

両脚は伸ばしたまま。

ぶら下げはだらしない感じとは違い、自然の重さに任せきった、のびのびとしてやすらかな感じ。ぶら下げたままで静かに横隔膜呼吸をしていると、だんだん深くぶら下がってゆく。

 

その状態で、脚や腰に軽くはずみをつけて、上下左右にゆすってみるというのが「上体のぶら下げ」です。

これによって不必要な緊張状態がほぐれ、いわばからだの中が液体化するのです。

 

・・・

こうした見方をするとラジオ体操はきわめて合理的な運動と言えるでしょう。腕を回したり胸をそらしたりといった、全身をやわらかくし「からだをひらく」のに有効な動作がたくさん詰まっています。

工場では朝礼の際にラジオ体操をやるところも少なくありませんが、デスクワークの会社でこそラジオ体操を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

☆zekkoutyou

からだのぶら下げやラジオ体操なら私にもできそうです。

からだによく、機嫌にもきく、そう考えるとやる気が増しますね。

不機嫌は罪である⑤

続きです。

今回は、上機嫌なからだづくりのための技術編です。

 

≪姿勢をととのえ、からだをひらく技術≫

 

深い呼吸にとって大切なのは、姿勢を整え体をひらくことです。

ひらかれたからだは、呼吸に限らず、さまざまな循環をもたらします。

循環が起きるからだは、外界と開放的につながり、上機嫌にととのいます。

 

はじめに、正しい姿勢を覚えること。

「アレクサンダー・テクニーク」(身体技法)

頬杖をついてラクだなと思う姿勢をとる

そこから、ひとつずつからだの部位をチェックする

首、肩、腕、腰・・・

注意深く感じていくと、余計な力が入っている箇所がみつかるはず

「本当にこの力は必要か?」

「ちょっとゆるめるとどうだろう?」

と点検していくと、必要最小限のからだの支え方がわかり、姿勢が整っていく

 

・・・

まずは、デスクワークのときの座位を見直してもらえればいいと思いますが、実は寝ているときや立っているときの姿勢も大切です。

自分ではリラックスしているつもりでも、肩や首筋が余分に上がり、こわばっていることは多いのです。

膝は少しゆるめ、体重は両脚に均等にのせて重心を中心軸におきましょう。

アレクサンダー・テクニークにおいて理想の姿勢は「上の方に伸びるからだ」と表現されます。

もっとも、正しい姿勢とつかんでも、長時間一定の体勢で過ごす中でからだにはだんだん余計な力が入ってしまいます。

そこで重要なのが「からだをひらく」ことです。

デスクワークでながらスマホで前へ前へと閉じてしまったからだをこまめに修正すsるのです。

 

 

☆zekkoutyou

これを書き終わったら、頬杖をついてアレクサンダー・テクニークに挑戦してみます。

明日は、長時間デスクワークをしている人におすすめの方法をお伝えします。

不機嫌は罪である④

今回も 「不機嫌は罪である」 斎藤孝著 角川新書から引用します。

今日は、不機嫌解消のため方法です。

 

私にとって上機嫌への転機は、教育者として人前に立つようになったことでした。相手にこちらの言うことを聞く気にさせるにはつねに上機嫌であることが肝要だと思い至ったからです。こうして、気分の波を制御し、いつでも上機嫌モードで人に接するように自分に習慣づけました。

・・・・

初心者は「穏やかな上機嫌」を目指すのが一番です。

穏やかな上機嫌をイメージするときに、分かりやすい存在があります。

それは半跏思惟像です。

・・・日本だと京都太秦にある広隆寺弥勒菩薩が有名ですね。

丸みをおびたやわらかな微笑みをたたえ、全身からもほどよく力が抜けていて「安らか」と言う言葉がふさわしい姿をしています。

まさにあれが、私の言う「おだやかな上機嫌」です。

おだやかな高機嫌は、次の4つの要素から成り立ちます。

 

・自己を客観的にみつめ、コントロールできる

・他人を気遣い、場の空気を読む余裕がある

・からだがしなやかで、オープンな雰囲気がある

・こころが内にこもらず、自分を笑い飛ばす器量がある

 

これはもっと言えば「感じがいい」人と表現することもできます。

無理に口角をあげた、型にはまった笑顔で相手と向き合うのではなく、柔軟な会話のやりとりができて、相手の言葉に瞬時にリアクションがとれる、こころとからだがひらいた「オープンマインド・オープンバディ」の体勢がとれていることが理想です。

機嫌は、人間のトータルな存在が醸し出す雰囲気です。・・・

それでは、「からだを上機嫌モードにする」方法からお伝えしていきましょう。

 

現代人のからだは、硬くて冷たい

 

人間の三大欲求を思い出してみてください。

食欲、性欲、睡眠欲ですよね。

この3つはどれもからだが本質的に求めているものですが、これらの欲求が満たされると、自すと上機嫌に近づきます。

満たされたからだというのは、いわば上機嫌のインフラのようなものです。

からだの欲求を満たしてあげることが、上機嫌の必要条件です。

実は、この三大欲求の裏には共通する欲求があります。

それが「温まりたい」というものです。

・・・・

からだが冷えた状態で機嫌よくふるまうのは難しいものがあります。

冷えは体全体の流れの悪さにつながっており、血流が滞ることで、からだのあちこちの調子が悪くなります。

気付くとこころの余裕もなくなって、人に対する寛容さが失われていくのです。

 

 

☆zekkoutyou

なんと!

心とか意識、態度や行動、・・といったことにつながっていくのかと思いきや

「からだ」につながるのですね。

不機嫌は罪である③

今日の本も「不機嫌は罪である」齋藤孝著 角川新書です。

 

引用↓↓↓

誰かが慢性的に不機嫌な職場が、良好な人間関係と言えるでしょうか?

特に、上司が8割がた不機嫌な職場だったら?

教室における教師が場のインフルエンサーであるように、職場における上司もまた場の雰囲気を左右する存在です。

上司の不機嫌を部下の方で直すのはそう容易なことではなく、場全体が不機嫌なままに仕事が回っていくことになります。

 

実際、2012年から米Googleが生産性の高い職場を実現するための調査研究を行った結果、最も大事な要素が心理的安全性であると結論付けました。

心理的安全性がある職場とは否定されたり攻撃されたりする心配がない職場を指します。

家長や上司が不機嫌で居られた時代もありましたが、そんな時代は終わりました。

現代は「給料はそれなりに多いけれど不機嫌な職場」より「給料は少し下がるけれど上機嫌な職場」が求められる時代なのです。

部下がたびたび離職するのでは上司としての資質が疑われます。

人間が快適に生きるには「プラスの要素」がどれくらいかだけではなく「マイナスの要素」がどれだけ少ないかも大事です。

不機嫌による膨大なストレスは間違いなくマイナスの要素といえますから、多少の給料の多寡は度外視して上機嫌な職場を選んで当然です。

そのため「ちょっと給料は落ちるけど、先輩たちが楽しく働いている」とか、「社員の情緒が安定しているよね」といったことが、職場選びの大きなポイントになっています。

上機嫌な職場は、離職率も低くなり、仕事の効率が上がるのです。

教師が不機嫌ではならないのと同じように、上司もこれからは不機嫌でいてはいけないのです。

もはや、仕事中の自分自身から、ひいては職場のメンバー全員から、不機嫌を排除していくと言うのも、ビジネスパーソンに求められる能力と言えるでしょう。

 

☆zekkoutyou

 教師が不機嫌ではならないのと同じように、上司もこれからは不機嫌でいてはいけないのです。

 

もう教師については、前提なのですね 苦笑

 

 仕事中の自分自身から、ひいては職場のメンバー全員から、不機嫌を排除していくと言うのも、ビジネスパーソンに求められる能力と言えるでしょう。

 

この能力は持ちたいです。

 

 

新卒教師時代を生き抜く心得術60

今日の本は「新卒教師時代を生き抜く心得術60~やんちゃを味方にする日々の戦略~」 野中信行著 明治図書 です。

 

ブレイク:失敗から学ぶ

「ブロークン・ウインドウ理論」に出会って

 

同僚の先生から、

「床がすごく汚いですよ。全然ワックスをかけてなかったでしょう」

と指摘された。

私が今まで担当していたクラスに新しく入る先生である。

整理整頓が苦手であった。

でも

「授業をきちんとやっておけば教室環境などはたいしたことではない」

と密かにそう思っていた。

そこへ一人の先生が転任してきた。

学校の先生とも同調せず、自由気ままに行動する人だった。

教室をのぞくと、もう足の踏み場もないほどにちらかっていた。

それでもその先生は、平気であった。

「先生、これ片付けないのですか」

と問うと、先生は

「いや、子どもが汚いと感じたならば自分たちで片付け始めますよ。それまで放っておくのです」

と答えた。

しかし、子どもたちが、片付け始めることはなかった。

そのクラスは1年間落ち着きがなく、「群れ」の状態のままで終わってしまった。

この時気づいたことは、決して子どもたちは教師が促さなければ、自分から行動するようにはならないという事実である。

子どもたちの主体性とか、自主性とかは絵空事であると思った。

私はおおいに反省して、それから教室環境に気づかうようになった。

そして「ブロークン・ウインドウ理論」に出会う。

この理論の教えるところは、

「人は身の回りの些細なことに影響を受けやすいものなので、まずは身の周りの小さなことに気を配らなければならない」

ということである。

これ以来、私は、教室をこざっぱりと整えていくことを習慣にするようになった。

 

☆zekkoutyou

「教育というのはそのままにしておかないこと」と野口芳宏先生はおっしゃていました。

ここで登場する自由きままな先生が、本当に

「自分たちで気づいて、片付ける子に育てたい!」

と思っていたのなら、そのように育てることができたのではないかと思います。

教室環境、整えていきましょう!新年ですし!

不機嫌は罪である②

今日も「不機嫌は罪である 」斉藤孝著 角川新書からです。

 

引用↓↓↓

スポーツの監督も、かつては鬼監督がもてはやされたりもしていましたが、今は一緒に戦って一緒に勝利を喜び合えるような人が支持を得て、結果を出しています。

欧州サッカープレミアリーグのリバプールFCで監督を務めているユルゲン.・クロップは、その代表例です。

彼は負けた時は自分の責任にし、買った時は誰よりも目一杯喜び、選手を称えるのです。…

それまで決して強豪校ではなかったチームを箱根駅伝優勝に導いたことで、一躍有名になった青山学院大学陸上競技部の原晋監督も、上機嫌な指導者の1人です。

彼は選手を対等な存在として扱い、チームを組織として育てることに注力しました。

根性論を語るのではなく、きちんと学生たちが納得のいくように説明をし、やらせるのではなくやる気になるような指導を続けた結果、4連覇を達成したのです。ゴール際でガッツポーズを取る監督の姿は、誰よりも生き生きとした喜びに溢れていました。

近年ノーベル賞を受賞した研究者の人たちも、一様に上機嫌です。

インタビューを聞いていても「俺の才能だ」とふんぞりかえっているような人はおらず、「みんなのおかげだ」と謙虚に微笑む人が多い。

チームを統率する能力の1つとして、不機嫌を乗り越えるプロセスが、研究者にも求められる時代になった証左と言えるでしょう。

かつてのカリスマは、不機嫌な空気を出すことで部下にご機嫌取りをさせていればよかったのかもしれません。

けれども、今やモチベーターとして、全体の空気をチアフルにしていく必要があります。

ここにも徒弟制の終焉と「職業としての上機嫌」の時代の到来を見てとることができます。

 

☆zekkoutyou

原監督の青山学院大学は今年も優勝でしたね。

ここに登場した方達のリーダーシップを見習いたいです。