参考文献 明日の教室1

学期のスタートはとても重要です。

良いスタートを切って、子どもたちを大きく成長できる2学期にしていきましょう.

 

 

(参考文献 明日の教室1)

 

 2学期授業開き

・2学期の最初に行う授業では、できる限り子どもたちの知的好奇心や学習意欲を喚起する授業を用意

→ それにより、夏休みのだらけた生活が「快」だと感じてきた子どもたちの感覚を、「学習すること」の方が「快」だと感じられるように切り替える。

学級のシステム確認

・1学期に決定した学級のシステムを再確認する。特に、係、各種当番、宿題、授業に関する学習規律など。

→ 学級の秩序を維持する根幹となる学級のシステムを確認することで、子どもたちの「学校モード」への切

り替えをスムーズにさせる。

→ただ機械的に行っていると、子どもたちの仕事の対するモチベーションがさがってくる。少しバージョンア

ップさせる、工夫できる余地を与える、相互評価を行うなどして意欲的に行えるようにする。

運動会

・競技や演技の練習を通じて運動面の力をつけるだけでなく、集団の規律の大切さを指導したり、課題を達成する成就感を味わわせたりする。

→特に運動会練習の開始時に、目指す姿を語ることで心構えを持たせる。

叱り方・怒り方

・叱る 「望ましくない行為」がなぜ望ましくないのか「理由」を考えさせ、「適切な行動」を意識的に選択できるようにさせる「指導」

 →子どもたちに、自ら考え望ましい規範意識をもち、それを実践することができる力を身につけさせるため

・怒る ある子ども(たち)がしてしまった「望ましくない行為」が「人権」「生命」を(著しく)侵害するもであったとき、それによって生じる感情を子どもに語り、悟らせる「指導」

 →理性だけでは理解の及ばない深い悲しみや辛さを感じさせ、そのことで人権や生命への配慮ができる感性

をはぐくむため

叱った、怒った後の「ほめる」

・「叱る、怒る」の後に改善された行動は、積極的にほめることで持続させる。また、叱られる、怒られることが続くと自己肯定感や自己有用感が低下するので、わずかでも改善が見られたら積極的にほめ、これらを回復しながら行動改善を促す。

 

 ★2学期は長いので、気を抜くと学級が荒れてしまいます。荒れた学級を元に戻すのはとても困難です。なんといっても、未然防止、予防がカギです。まずは、学期始めのこの時期に、授業のルール、学級システムの確立をしましょう。そして、正しい「叱り方」で子どもとの縦糸をはり、教師の指示がしっかり通る学級経営を心掛けてください。同時に、学期始めは、学校は楽しいところ、とも思わせなくてはならないので、大変です。でも、この時期にしかできない重要な指導ですので、心してあたってください。

 ※クラスで、気になることがあったら小さいことのうちにまわりの人に相談してくださいね!