柴山一郎著 学陽書房 からの引用
朝の来ない夜はない
(吉川英治 日本・作家)
「宮本武蔵」「新平家物語」で有名な作家吉川英治は、幼い頃家が貧しく、小学校を出るとすぐに働きにでました。
ハンコ屋の小僧、植字工、税務署の給仕、行商人などなんでもやったそうです。
18歳で横浜ドックの船具工となり、19歳の時大きな船のペンキ塗り変え中、足場もろともドックの底に墜落、仮死状態で入院、いケ月病院のベッドに寝ている間に志を立てて退院、東京へでました。
東京毎夕新聞記者となり、大正12年、32歳で、関東大震災にあいました。
吉川英治はドックの転落と大震災を「朝の来ない夜はない」と乗り越え、次々と名作を書きました。(吉川英治「忘れ残りの記」文藝春秋社より)
★zekkoutyou
つらく、しんどい時。
誰だってありますよね。
自分はそんな時、
この、
「朝の来ない夜はない」や
「冬来たりなば春遠からじ」
「夜明け前が一番暗い」
「Never ,neve, never give up!!」
等々の言葉を念じて、日々を乗り越えていたこと、思い出します。
吉川英治氏の困難に比べたら、自分のはまだまだ夕方になりかけくらいのものでしたが。