「齋藤孝が読む カーネギー『話し方入門』」②

齋藤孝著 創元社から 引用 続きます。

 

≪有名演説家はどのように準備したか≫

〇ポイントを3つにしぼり、着地点を決めて、メモなしで話せるようにしよう

 

(基本の組み立て)

①事実を述べる

②それを出発点として議論する

③行動を呼びかける

 

・スピーチをするときにメモは必要か

~メモを読むほどつまらない演説はない~

 

スピーチをするとき、誰もが不安になります。

でもメモを読みながら話すスピーチほどつまらないものはありません。

スピーチはイキイキしたライブ感が大切なのです。

リンカーンは、ふだんのスピーチではメモさえ使いませんでした。

「メモというのは、聞き手を退屈させ、混乱させるのが落ちだ」と述べていたそうです。

・・・

もっともまだスピーチに慣れない最初のうちは、メモをもっていくのもありでしょう。

横に置いておくだけでも、精神安定剤になります。

 

・丸暗記は駄目

~一言一句思い出そうとするとライブ感がなくなる~

 

メモが駄目なら、暗記していったらどうでしょうか。

これも「みじめな結果を招くだけ」だとカーネギーは言っています。

なぜなら、いよいよ話そうというときになって、その人が考えるのは、伝えたい内容についてではなく、原稿の文字一言一句、逐一思い出そうとすることだからです。

「そんなスピーチは、全体が硬直していて冷ややかで、精彩にも人間味にも欠けることでしょう」とカーネギーは述べています。

☆zekkoutyou

耳が痛いです・・。

式辞や朝会等の話は、どうしても原稿を使ってしまいます・・。

でも、ライブ感が必要というのは、とってもよくわかります。

 

本でも言われている通り、練習、練習、練習・・・ですね。

そして、「本当に伝えたいことを話す」これですね。