「初秋」

ロバート・B・パーカー 著 ハヤカワ文庫からの引用です

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「いいか、自分がコントロールできない事柄についてくよくよ考えたって、何の益にもならないんだ。そういう事は、もうそろそろやめるべきだ。君は惨めな生活をしてきたし、状況が好転するとは思えない。そろそろ成長し始めるべきだ。喋るのをやめて、準備に取り掛かるべき時だ。わかるか?」

「何の準備に?」

 

「これから先、どういうことになろうと対応できる準備だ。君が今のくだらない家庭生活から抜け出る途は、早く大人になることだから、どうせなら今から始めたらいい」

 

「どんなことをしたらいいの?」

 

「俺が言うことをやるんだ。それもできるだけ泣きべそをかかないでやるんだ」

 

「でも怖いんだ」

 

「それが正常な状態だ。だからといって、やるべき事はやらなければならない」

 

 

☆zekkoutyou

大好きです。ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズ。

中でもこの「初秋」と「レイチェルウォレスを探せ」が好きです。

今は「男らしさ」という言い方は嫌われますが、スペンサーの

「男らしさ」は私にとってはそうありたい人間像であります。

私は女ですが笑笑。