「初秋」

ロバート・B・パーカー著 ハヤカワ文庫からの引用です

↓↓↓↓

 

「得意なものが何であるか、と言うことより、何か得意なものがあることの方が重要なんだ。お前には何もない。

何にも関心がない。

だから俺は、お前の体を鍛える、丈夫な体にする、10マイル走れるようにするし、自分の体重以上の重量があげられるようにする、ボクシングを教え込む。

小屋を作ること、料理を作ること、力いっぱい働くこと、苦しみに耐えて力を振り絞ることや自分の感情をコントロールということを教える。

そのうちに、できれば、読書、美術鑑賞やホームコメディーのセリフ以外のものを聞くことも教えられるかもしれない。しかし、今は体を鍛える、一番始めやすいことだから」

 

「それでどうなるの?」ポールが言った。

「僕は、もう少したったら、また帰るんだ。結局何にもならないじゃないか?」

 

「多分、そういうことになるだろう。だからこそ、お前は帰るまでに自立できる能力を身に付けなければならないのだ」

 

「え?」

 

☆zekkoutyou

 

得意なものが何であるか、と言うことより、何か得意なものがあることの方が重要なんだ。

 

これも私が惹かれた名言。