杉渕鐡良著 学陽書房 参考文献
≪子どもがみるみる理解する魔法のワザ!≫
⑧レディネスから入る授業
●授業のほとんどはレディネスから始める
私の授業では「レディネスから始める」ことが、圧倒的に多いです。
簡単に言うと、体育では、基礎的な運動をしっかりさせておくと、マット運動や鉄棒、球技などにスムーズに入れます。
教育現場では、ほとんどがいきなり、
「今日はこれをやります」
とやるから、子どもたちは
「いやだ~」
となってしまいます。
だから、レディネス=準備しておいて、本番に入るというのはとても大切です。
●成功体験もレディネスの一つ
10マス計算にチャレンジして、こちらが指定した10秒、5秒でできた!と成功体験を持てた子、
「他のこともできるんじゃないかな?」
と思えます。
こうなると10マス計算の成功が、次の単元や他の教科へのレディネスになったりします。
学習能力のレディネスになるのです。
もっと狭い意味でのレディネスもあります。
●準備しておけば新しい単元もすっと入れる
毎日、給食のときに「パンを2つに分けて、2分の1」とやっておくと分数の授業に入りやすいように、音楽なら、教えたい歌を休み時間などにずっと流しておいて、1か月後にこれを歌います、と伝えておくと、授業で取り組むときには、皆すでにそらんじています。
レディネスは、それほど時間をとるものではありません。
学習の準備を意識するだけで、授業はかなり変わると思います。
●レディネス(準備)は教師の気配りでいくらでもできる。
●いきなり新しいことをしようとするとついていけない子が出てくる。
●レディネスを授業に加えると、すっと入りやすくなる。
★zekkoutyou
これも、すぐ!真似できます。
そして、効果が期待できます。
とにかく、やってみよう!