杉渕鐡良著 学陽書房 参考文献
子どもがみるみる理解する魔法のワザ!
②教師が教科書を音読し、子どもに復唱させる
●オウム返しで真似することから、学びは始まる
教師の音読を復唱さえることは寺子屋時代から行われていた、とても効果的な学習方法です。
赤ちゃんが親の真似をして言葉を覚えるのと同じで、学ぶときの基本です。
それを私はしょっちゅう繰り返しやっています。
「どうして音読しなくちゃいけないのか?」
と言う子はいますが、理屈ではなく、真似することが大事なのです。
頭で覚えるより体で覚えたほうが、上達が早くなります。
基本は、教師が読んで、全員が復唱します。
少しずつ、やり方を変えていきます。
たとえば、順番に一人が一文を読んだら、次にが全員が復唱します。一つの班が読んで、全員が復唱することもあります。
必ず全員が言わなければいけないですから、一人に読ませている間、ほかの子が遊んでしまうようなことがなくなります。
●音読効果で100点を取った子
6年生の担任だったとき、社会のテストで、これまで勉強をしてこなかった子が100点をとりました。
「がんばったな」
と声をかけると
「いや、あれだけ教科書を読めば誰でも覚えますよ」
と言いました。
これぞ音読効果!
自然に内容を覚えるんです。
●すらすら読めてから内容に入ること
土の教科も、スラスラ読めてから内容に入ったほうが、理解が早いです。
しかし、ふつうは「読み」と「内容理解」を一度にやろうとするから、子どもが混乱するのです。
出来ない子は、「わかんないからいいや」
になってしまうでしょうね。
算数でも理科でも、まずは音読、復唱から入るのが、実は1番無駄がないのです。
●教師が言ったことを全員で復唱するのは、今でも学習方法の最先端。
どの教科のどの教科書でも、大きな声で復唱、音読するのは効果あり。
★zekkoutyou
なるほど~~。
まずはスラスラ読む。
復唱させるのなら、みんなが取り組めます。
それが内容の理解につながる。
真似しやすくて、効果が高い。
いいですね!