「育てたように子は育つ」

相田みつを いのちのことば 育てたように子は育つ」 相田みつを書 佐々木正美著  小学館 からの引用

 

子どもへ一首

 

どのような

道を

どのように

歩くとも

いのちいっぱい

に生きれば

いいぞ(相田みつを

 

 

 

ここでもう一度強調しておきたいと思う。

短所のない人間もいないが、長所のない人間もいない。

だから子どもたちには「いのちいっぱい生きればいいぞ」と、ただそれだけ言ってやればいいのに、私たち大人は、ほかに余計なことを言って、道を見失ってしまう子どもにしてしまう。

「どのような道」でもいいのに、この学校でなくてはだめだ、とか言ってしまう。

 

教育とは、あらゆる子どもが必ずもっているその子固有の長所を見つけて、それに感動してやること、そしてそのことを子どもに伝えてやることだと思う。

短所を探しだして直してやることなど、本当はしなくてもよいことだとさえ思っている。

容易なことでは直せないし、その前に子どもの人格を、元も子もない状態に壊してしまうことが多い。

 

氏の言葉に

「花はただ咲く

 ただ

 ひたすらに」(「にんげんだもの」所収)

子どもが、自分のことを好きになれるように育ててやりたい。

それもできるだけそのままで、ありのままの自分を好きになれるように。

だから、

「そのままで いいがな」と言ってやりたい。

人生の最初から言い続けてやりたい。

★zekkoutyou

相田みつを氏 佐々木正美氏 どちらの言葉も なんて あたたかいのでしょう。

教師や親など大人は よかれと思って、子どものためにと思って、欠点を直そう、弱点を克服させよう、としてしまいがちです。

 

でも、それによって

>子どもの人格を、元も子もない状態に壊してしまうことが多い。

 

のであれば、まさに、「元も子もない」ですよね。

 

そのままで いいがな