今日は、前回の続き「元気な学校づくりの秘訣」横藤雅人著。「校内観察のみどころ」からです。
【物的環境】
□ 床、黒板、黒板消し、壁、カーテンはきれいか。雑巾はきちんと掛けられているか。
□ 掲示物は四隅が画びょうで留められているか。締め切りの切れた掲示物はないか。掲示物のみどこ
ろなどは示されているか。
□ 学習掲示物は、情報量が多すぎないか。文字の大きさや色遣いなどは適切か。
□ 特定の子の作品だけんが連続して掲示されていないか。
□ 教卓、ロッカー、本棚、ピロティの棚などに乱れはないか。
□ 机は曲がっていないか。開いている教室の机は整理され、机上もきれいか。
□ 子どもたちの机には、落書きや給食の汚れはないか。机の中のものはきちんと収まっているか。
□ テレビの裏などにほこりがたまっていないか。
□ トイレや廊下のごみ箱はきちんと使われているか。
【子ども】
- 靴は丁寧に靴箱に入れているか。傘は丁寧にしまわれているか。
- 表情はどうか。(真剣・集中・明るい・仲が良い・教師や他の子への信頼・間違いへのおそれなど)
- 机が離れているとか、話し合いの時に頭が離れているなどしていないか。
- 特定の子に対する差別的な言動(距離や反応の悪さ、嗤いなど)はないか。
- 学習課題や作業の指示は正しく把握されているか。
- 学習ルールは意識し、守っているか。机の上や中は整理されているか。
- 姿勢は崩れていないか。鉛筆の持ち方は正しいか。
- 言葉遣いは適切か。
- どのような自己評価がされているか。
- 相手意識をもって発表しているか。(目線、声量、問いかけ、手の動き、見える化等)
☆zekkoutyou
「心はいつも見ているものに似てくる!」
つまり、【物的環境】のところがきちんとできていないと、【子ども】たちの様子にも影響がある、ということです。ますます環境の整備に心がけていきましょう。