教職員が幸せであること

今回の引用は「教職研修2022年1月号」教育開発研究所 発行

特集1 「持続可能な社会における持続可能な学校」

の中の

「学校運営を持続可能にするために管理職がなすべきこと」 小学校長 住田昌治氏の記事から一部抜粋です。

 

≪教職員が幸せであること≫

学校全体が持続可能になっていくためには、長年にわたって問題視されている教員の働き方も重要なテーマです。

「元気な学校は、元気な教職員から」

「持続可能な学校は、持続可能な教職員の働き方から」です。

最高のパフォーマンスを発揮するために「不眠不休、寝食を忘れて働くのが美徳、長時間労働は当たり前」とする働き方から、「寝食を忘れず、自分で1日の生活をマネジメントする」働き方に変革することが重要です。

 旧態依然をしたやり方を変えようとしない前例踏襲が学校文化の特徴ですが、今まで通りという習慣にとらわれず、「変えることができた」という経験を積むことで自己肯定感・自己有用感も高まります。

 学校で教育活動の改善を考えるときは、「子どものため、がんばってやりましょう」という意見が重視され、教職員が楽になるような意見は軽視されがちでした。

 しかし、教職員の負担が減って楽になれば、教職員が元気になって教育活動が活性化するのです。反対意見もあるかもしれませんが、「教職員が幸せになる」という視点が大切です。

 そもそも、幸せでない人が他の人を幸せにすることはできません。

 学校では、先生が幸せでないのに、子どもが幸せになれるはずはありません。

 子どもは、疲れ果てて元気がない先生ではなく、元気で楽しそうに授業をしてくれる先生を求めています。

 そんな学校にするためには、すべての教職員がビジョンを共有し、それぞれの立場でできることを考え、協力して取り組むことが肝要です。

 

☆zekkoutyou

 以前も、住田校長先生の記事を引用させていただきました。

 「そのとおり!」と膝を打ちたくなるような言葉が多いのです。

 

今回の引用は、3ページの記事の中でも最も共感した部分です。

 

 

  「そもそも、幸せでない人が他の人を幸せにすることはできません。

  学校では、先生が幸せでないのに、子どもが幸せになれるはずはありません。」

 

 まったくです。