人生を変える思考スイッチの切り替え方 アドラー心理学⑦

八巻秀監修 ナツメ社 参考文献

 

②目的論

「人の行動には目的がある」

 

人は困難にであうと、つい過去を振り返り原因を探りたくなる。

しかし、変えることのできない過去を見てもしかたがない。

アドラー心理学の特徴は、現在から未来へ向かう目的論に根差している。

 

うまくいかないときは、原因よりも目的に目を向ける!

 

全体論

「人の心に矛盾はない」

 

意識も無意識も、全部合わせて自分自身。

目的に向けての行動とみれば、「つい」も「うっかり」も自分の意思。矛盾はない。

意識、無意識  理性、感情   肉体、精神 ・・・

一見相反するものも、分割できない互いに補い合う存在。

人間は部分で分けられない、一つのまとまり。

 

④認知論

「だれもが自分だけの眼鏡で見る」

 

アドラーは「人は客観的にものをとらえるのは不可能」という立場に立つ。

だれもが、自分特有の色眼鏡をかけて世界を見ているようなもの。

 

知覚とはあくまでもその人の主観によるものとする。この考え方をアドラー心理学では「認知論」という。

 

人は客観的な事実よりも、その人が、できごとや人物をどうとらえ、どう意味づけているか、に着目する。

だから、人間関係に悩んでいる場合、主観により認知を意図的に変えることで、気持ちが急に楽になったり、悩みがたちまち解決したりすることが、非常に多い。

 

感じ方は様々=感じ方は変えられる!

 

★zekkoutyou

(目的論)

学校でしてしまいがちなのが、原因探しなような気がします。

でも、それで現実が変えられないのは身に染みています・・・。

だから、やはり「目的論」で現状を見直してみたいと思います。

 

(認知論)

事実は同じであっても、感じ方は人それぞれ。

だとしたら、自分が苦しくない感じ方を選べばよい。

解釈を変えればよい。

 

これがABC理論につながるのですかね?