八巻秀監修 ナツメ社 参考文献
②目的論
「人の行動には目的がある」
人は困難にであうと、つい過去を振り返り原因を探りたくなる。
しかし、変えることのできない過去を見てもしかたがない。
アドラー心理学の特徴は、現在から未来へ向かう目的論に根差している。
うまくいかないときは、原因よりも目的に目を向ける!
③全体論
「人の心に矛盾はない」
意識も無意識も、全部合わせて自分自身。
目的に向けての行動とみれば、「つい」も「うっかり」も自分の意思。矛盾はない。
意識、無意識 理性、感情 肉体、精神 ・・・
一見相反するものも、分割できない互いに補い合う存在。
人間は部分で分けられない、一つのまとまり。
④認知論
「だれもが自分だけの眼鏡で見る」
アドラーは「人は客観的にものをとらえるのは不可能」という立場に立つ。
だれもが、自分特有の色眼鏡をかけて世界を見ているようなもの。
知覚とはあくまでもその人の主観によるものとする。この考え方をアドラー心理学では「認知論」という。
人は客観的な事実よりも、その人が、できごとや人物をどうとらえ、どう意味づけているか、に着目する。
だから、人間関係に悩んでいる場合、主観により認知を意図的に変えることで、気持ちが急に楽になったり、悩みがたちまち解決したりすることが、非常に多い。
感じ方は様々=感じ方は変えられる!
★zekkoutyou
(目的論)
学校でしてしまいがちなのが、原因探しなような気がします。
でも、それで現実が変えられないのは身に染みています・・・。
だから、やはり「目的論」で現状を見直してみたいと思います。
(認知論)
事実は同じであっても、感じ方は人それぞれ。
だとしたら、自分が苦しくない感じ方を選べばよい。
解釈を変えればよい。
これがABC理論につながるのですかね?