八巻秀 著 ナツメ社 参考文献
≪勇気づけと5大理論≫
アドラー心理学は勇気の心理学と呼ばれる
アドラーの言う「勇気」とは
→人間が持っている「目的に向かう欲求」を達成しようとするときぶつかる、人間関係上の困難を克服する力
「勇気づけ」とは
→困難に立ち向かい、乗り越えるための活力を与えること
◎この勇気づけがアドラー心理学の最も大きい目的
≪アドラー心理学のとなえる5つの理論≫
勇気づけを行うためにふまえておくべき5つの理論
・自己決定性
・目的論
・全体論
・認知論
・対人関係論
①自己決定性
「人生は自分が主人公」
「人間は、自分自身の人生を描く画家である」
困難にであうと、つい周りの人や環境のせいにしてしまいがち。
しかし、アドラーは、人間は環境や過去の犠牲者ではなく、
自らの運命を作り出すチカラを持っている、と考える。
では、自己決定をするにはどうしたらよいのか。
ユースフル(有益)かユースレス(無益)か、という二択。
正しいことかよいことか、の基準では人によって違ってしまう。
そこで、自分と相手にとってユースフルかユースレスかの判断が有効。
そうすれば、どちらかが悪者になったり、敗者になったりすることはない。
★zekkoutyou
なるほど~!
「自己決定性」の言葉は知っていましたが、その仕方、の部分は曖昧でした。
自分と相手にとって「有益」か「無益」か!!
ここは「自分にとって」でなく、「自分と相手にとって」なのですね。