人生を変える思考スイッチの切り替え方 アドラー心理学⑥

八巻秀 著 ナツメ社 参考文献

 

≪勇気づけと5大理論≫

 

アドラー心理学は勇気の心理学と呼ばれる

 

アドラーの言う「勇気」とは

 →人間が持っている「目的に向かう欲求」を達成しようとするときぶつかる、人間関係上の困難を克服する力

 

「勇気づけ」とは

→困難に立ち向かい、乗り越えるための活力を与えること

 

◎この勇気づけがアドラー心理学の最も大きい目的

 

アドラー心理学のとなえる5つの理論≫

勇気づけを行うためにふまえておくべき5つの理論

 

・自己決定性

・目的論

全体論

・認知論

・対人関係論

 

①自己決定性

「人生は自分が主人公」

 

「人間は、自分自身の人生を描く画家である」

 

困難にであうと、つい周りの人や環境のせいにしてしまいがち。

しかし、アドラーは、人間は環境や過去の犠牲者ではなく、

自らの運命を作り出すチカラを持っている、と考える。

 

では、自己決定をするにはどうしたらよいのか。

 

ユースフル(有益)かユースレス(無益)か、という二択。

 

正しいことかよいことか、の基準では人によって違ってしまう。

そこで、自分と相手にとってユースフルかユースレスかの判断が有効。

そうすれば、どちらかが悪者になったり、敗者になったりすることはない。

★zekkoutyou

なるほど~!

「自己決定性」の言葉は知っていましたが、その仕方、の部分は曖昧でした。

 

自分と相手にとって「有益」か「無益」か!!

ここは「自分にとって」でなく、「自分と相手にとって」なのですね。