「アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」part2

アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」 小倉広著 日経BP

からの引用

 

感情的にならずに感情を伝える

 

×「勝手に進めるな!報告しろと言ってあるだろう!」

〇「報告をもらえなくて困っています。次回から報告してもらえますか?」

 

アドラー心理学では「感情」は主に自分自身もしくは相手を動かすために作り出されたものであると考える。ついかっとなって怒鳴ってしまった、のではなく、相手を思い通りに動かすために、怒りという感情を無自覚のうちに作り出した、と考える。

 

だからといって感情を押し殺すことはない。

落ち着いて、冷静に、静かに感情を表出させるのだ。

 

スキル1 アイメッセージ

「約束していた報告をもらえなくて私は困っています。次回からきちんと報告してもらえますか?」

 

スキル2 DESC法

客観的に描写する ⇒「A社の件で事前に報告がないまま契約が進んでいます」

主観を表明する  ⇒「私は残念に思っています」

相手に共感する  ⇒「あなたも忙しくて、うっかりしていたのかもしれませんが」

具体的に提案する ⇒「次回からは、事前に報告してから進めてもらえますか?」

代替案を提示する ⇒「私が席を外している時は、メールでも電話でも構わないので、遠慮なく連絡してください。」

 

スキル4 「足元の問題ではなく、未来のビジョンを指し示す」

  「A社の件ですが、事前に報告してもらえるととても助かります。前もって準備をしておくことで、あなたをサポートできるし、お客様にも喜んでもらえるのではないでしょうか」

 

これらのスキルを使うと、感情の表現が怒りから落胆や困惑に変換できる。

つまり、怒りという2次感情を 1次感情に変換して伝えているのだ。

★zekkoutyou

この「1次感情を伝える」ということはずっと前から、「知って」はいるのですが、なかなかマスターできません・・・。

 

でも、最近は「期待しない、期待値を下げる」ことで「怒らない」ことはだいぶできるようになってきた!はず・・・。