八巻秀 監修 ナツメ社 (参考文献)
≪怒りはコントロールできる≫
・怒りは相手に対して起こる感情
たとえば「書類作成を急ぐ」のであれば怒りは必要なし
約束は守るべきだと伝えるにせよ、書類作りに今からどう立ち向かうかを依頼した相手と考えるべき
怒るよりまず、優先すべきことに立ち返る!
怒りは自分で捏造していることも少なくない
「今、何をすべきか」という相手とのコミュニケーションに力を注ぐことで、怒りをコントロールできることを知ろう!
・怒りの主な目的(怒りには必ず目的がある)
部下が仕事の報告をしておらず、上司が激怒しているとしたら、そのときの上司の目的は
主導権をとりたい・・部下にばかにされないため
支配したい・・・・・部下を思い通りに動かしたい欲求
権利の擁護・・・・自分の思い通りに仕事がすすまなかったことを主張するため
正義感の発揮・・・・報告しなかったことを責めるため
・一次感情を伝える
怒りの根底には、不安、悲しみ、さみしさ、落胆、心配、くやしさなどといった感情がかくれている(一次感情)
怒りは二次感情。
怒りは決して、そのものが単独で発生することはない。
怒りがわいたときは、一次感情を探る!
一時感情が明確になれば、怒りの目的を探ることも容易になる
また、怒りにまかせて怒鳴るのではなく、落ち着いて、一次感情を伝えるようにする。
例)大事な会議に遅刻した部下に
「大事な会議だと伝えたのに遅刻するなんて、がっかりしてしまったよ。これを続けたら、社内の信用を失ってしまうよ」
・・と声を荒げずに伝える。
★zekkoutyou
自分の目的のために、怒りをつかわないですむように・・・。
怒りはコントロールできる、
ということを知っているだけで違う気がします。
そして、一次感情を伝える。
心配だよ、がっかりしたよ、悲しかったよ、・・・
気持ちを伝えることができるのなら、怒って怒鳴る必要はないですものね。