人生を変える思考スイッチの切り替え方 アドラー心理学②

八巻秀 監修 ナツメ社 (参考文献)

 

≪怒りはコントロールできる≫

 

・怒りは相手に対して起こる感情

たとえば「書類作成を急ぐ」のであれば怒りは必要なし

約束は守るべきだと伝えるにせよ、書類作りに今からどう立ち向かうかを依頼した相手と考えるべき

 

怒るよりまず、優先すべきことに立ち返る!

 

怒りは自分で捏造していることも少なくない

 

「今、何をすべきか」という相手とのコミュニケーションに力を注ぐことで、怒りをコントロールできることを知ろう!

 

・怒りの主な目的(怒りには必ず目的がある)

  部下が仕事の報告をしておらず、上司が激怒しているとしたら、そのときの上司の目的は

 

 主導権をとりたい・・部下にばかにされないため

 支配したい・・・・・部下を思い通りに動かしたい欲求

 権利の擁護・・・・自分の思い通りに仕事がすすまなかったことを主張するため

 正義感の発揮・・・・報告しなかったことを責めるため

 

・一次感情を伝える

 

怒りの根底には、不安、悲しみ、さみしさ、落胆、心配、くやしさなどといった感情がかくれている(一次感情)

 

怒りは二次感情。

 

怒りは決して、そのものが単独で発生することはない。

怒りがわいたときは、一次感情を探る!

一時感情が明確になれば、怒りの目的を探ることも容易になる

また、怒りにまかせて怒鳴るのではなく、落ち着いて、一次感情を伝えるようにする。

 

例)大事な会議に遅刻した部下に

 「大事な会議だと伝えたのに遅刻するなんて、がっかりしてしまったよ。これを続けたら、社内の信用を失ってしまうよ」

・・と声を荒げずに伝える。

 

★zekkoutyou

自分の目的のために、怒りをつかわないですむように・・・。

怒りはコントロールできる、

ということを知っているだけで違う気がします。

 

そして、一次感情を伝える。

心配だよ、がっかりしたよ、悲しかったよ、・・・

気持ちを伝えることができるのなら、怒って怒鳴る必要はないですものね。