「先生と子どもの『怒り』をコントロールする技術」

佐藤恵子著 ナツメ社 からの引用

 

自分が変わることで、子ども達にも嬉しい変化が!①

 

「怒りは抑えなくちゃいけない」「アンガーマネジメントは怒りを抑えてくれる方法を教えてくれる」・・・アンガーマネジメントと出会う前は、このように思っていた。

研修に参加したのは、当時担任をしていた子どもが、毎日毎日「怒り」を抱えて登校する姿を見て、なんとか「怒りをなくしてあげたい」と思ったのがきっかけ。

 

研修に参加すると「研修の2日間は自分と向き合ってください」という先生の第一声。

とても驚き、困惑した。

その子を何とかしたいと必死だったので、これまでこんなに自分と向き合ったことはなかった、と思うほど、思い切り感情と向き合った。

自分の持っている感情の言葉、嬉しいとき、悲しい時、怒るときの場面、どんな時に怒るのか。

研修では、怒りは「大切な感情で、なくなることはない」「適切に対処し、表現しないとキレる状態になる」「怒りの裏側には様々な感情がある(氷山の水面下の感情)」ことを学んだ。

そうすると、「ああ、あの子も本当は悲しかったのかもしれない」「困っているのかもしれない」と子どもの怒りの裏側の感情に気づけるようになっていった。

 

この怒りの裏側に感情に気づき、目を向けることができるようになると、ものの見方が変わっていった。

人と人が触れあうときには、すれ違いもある。

そこでこの「氷山の水面下の感情」に目を向けることができれば相手を深く理解することがでいるようになる。

★zekkoutyou

>「怒りは抑えなくちゃいけない」「アンガーマネジメントは怒りを抑えてくれる方法を教えてくれる」

 

私もそう思っていました!

だから、正直、怒りんぼの人や子どもを思い浮かべて、アンガーマネジメントを学んだほうがよいのでは・・・なんていらぬことを考えたりもしました。

 

違うんですね!

怒りは2次感情。その前には、悲しい、つらい、恥ずかしい…などの1次感情がある。その1次感情を意識しよう、というのは知っていました。

これが、「水面下の感情」のことなのかと思います。

改めて、この1次感情、水面下の感情に心を向けていこうと思いました。