「先生と生徒の心をつなぐNLP理論 子どもの夢を育むために」②

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堀井恵著 三修社 続きです。

 

≪命令と禁止≫

〇過去に問いかける質問を

 

教師という、子どもの夢を実現させるというミッションを持った人と言う点では私立でも公立でも先生には共通の悩みがあります。

もう本当にボロボロになっていた先生が、学校辞めようか、教師やめようかと思って私のセミナーに参加しました。

問題は子どもの父親にあったのですが、NLPのエクササイズを通じて父親への対応がうまくいくようになった。

父親が子どもにアウトカム(目的)を聞くようになり、問題児だったその子にも対応できるようになり、先生としての自信を取り戻したといいます。・・・

大変は大変だけど、大変に目が行くのではなくて、この子たちの未来、この子たちの人生という大きいところが見られるようになったというのです。

子どもへの対応を単なる命令禁止ではなく、

「どうしたいの?」

「本当はどうしたかったの?」

との質問に変える。

悪いことをした子に対して、

「ダメじゃないか、何度いったらわかるんだ」

という叱責ではなく、

「大変だったね、大変なことになっちゃったね、太郎くんはどうしたかったのかな」

という過去形で質問して、ここで考えさせる。

本当は今、問題が起こって、殴った、物を壊したのだけれど、

「壊しちゃったけど、本当はどうしたかったの?」

と過去に問いかけることにしたのです。

命令禁止で生徒に接するということを聞かないので、自分へのストレスもたまります。

怒りと、自分を抑えながらで、力みばかり。・・

「本当はどうしたかったの?」

と問いかければ子どもはそれに答えてくれます。

 

☆zekkoutyou

命令叱責でなく、アウトカム(目的)を聞く。

「どうしたいの?」

「どうしたかったの?」

なるほど~~。

子どもへの肯定的な声かけは、いろいろ学んできたつもりでしたが、これは新しかったです♪