アドラー心理学に学ぶ「勇気づけ」実践ガイド⑤
佐藤丈著 明治図書 が参考文献です。
学ぶ意欲を引き出す4つのこと
①少し頑張ればできる課題を設定する
すべての子どもに「少し頑張ればできる課題」を設定するのはとても無理。しかし、配慮と工夫により学力差にできるだけ対応しようとするか、構わず授業するかでは、大きな差が生まれる。
②失敗から学ぶように勇気づける
日頃から失敗から何を学んだかを子どもたちに問いかけること
教師自身が自分の失敗について語り、そこから何を学びどう変わったかを示していくことが勇気づけとなる
③他の子どもと比べない
その子が、何をできるようになったのか、目標に照らしてどれくらい達成できたのか。
④教え過ぎず考えさせる
必要十分な知識と考える時間が保障されれば、子どもたちは教師が考えている以上に深く考え、主体的に学ぶはず。
★zekkoutyou
教え過ぎず考える時間を保障する・・・・これは私が担任のときに大切にしてきたことです。
「教える」とき、人は一番深く理解する。
ならば、子どもたちがたくさん「教える」経験するべきです。
教師が、子どもたちを信じて任せることができれば、子どもたちは「授業をうける」のではなく「授業で学びとる」学習の主体になります。