「先生と子どもの『怒り』をコントロールする技術」

佐藤恵子著 ナツメ社 からの引用

 

アサーティブコミュニケーション

 

アサーティブコミュニケーションとは

「相手の気持ちや考えを尊重し、その上で自分の気持ちや考えを正直に率直に状況に合わせて、相手にわかるように表現する」

自他尊重のコミュニケーション。

このコミュニケーションのベースには、傾聴がある。

相手の気持ちや考えを大切にすることがあってこそ、コミュニケーションが成り立つ。

 

アサーティブに伝えるとは、自分に正直に、相手に率直に伝えること

DESC法・・・相手に自分の気持ちや考えを伝えやすく、相手の抵抗を最小限にすることができる方法。

①Describe(述べる)

今起きている「事実」「状況」を相手に具体的、客観的に伝える。

相手も角煮し、納得できる内容。

くどくど長く話さないこと!

 

②Express(表現する)

状況に対して自分はどういう気持ちなのかを「アイメッセージ」でシンプルに穏やかに伝える。

落ち着いて自分の気持ちを伝えた方が相手に伝わる。

怒鳴って伝えても相手に響かず、かえって反発心がわいてくる。

「感情を伝える」と「感情的に伝える」は全く違う。

 

③Specify(明確にする)

あなたが今の状況がどうなってほしいか、具体的に率直に伝えよう。

また相手に変えてもらいたいことは優先順位をつけてひとつだけにしぼり、相手が実際に行動できることを具体的に伝える。

※「~をやらないで」と否定文で伝えるより、「8時までに持っていってほしい」と肯定文で伝えたほうが響く。

★zekkoutyou

アサーティブコミュニケーションは、ぜひ身に付けたいスキルです。

攻撃するのでなく、相手の気持ちばかり優先するのでなく、遠まわしにネチネチ言ったりするのでなく。

 

ここでも、やはり大切なことは傾聴と、アイメッセージ。

まずはここから。