高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ

参考文献 「高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ」

      丸山慎弥 著 学陽書房

 

≪高学年はここをおさえる!言葉かけの超基本≫

④高学年に効果的な言葉かけ①ほめる

 

・ほめることはコミュニケーションの基本

人をほめるためには、その人のよいところを見ようとしなければいけない。

「ほめよう」という視点をもって子どもたちを見れば、よいとことはどんどん見えてくる。

子どもたちのよいところは、「ほめて伝えたい」という教師側に目的があってはじめて見えてくるもの。

「ほめること」は教師から子どもへの言葉かけの基本。

 

・自分の感じるままを伝える

ほめるといっても、何でもかんでもほめればいいということではない。

子どもたちは、教師が軽い気持ちでほめているのか、心から自分たちのことを認めてほめてくれているのかをすぐに見抜く。

ここでも「子どもだから」ではなく、「一人の人間として」ほめることを忘れないように。

教師自身が「すごいな」と感じたことを、そのまま素直に子どもたちに伝えていくことが大切。

 

・マイメッセージを使ってほめよう

子どもたちをほめるときに忘れがちな視点。

それは、まずは「子どもの事実」をほめるということ。

例えば「(問題は解けなかったけど)解こうとした」「(発表できなかったけど)発表しようとした」などとプロセスをほめるようにする。

常に、どんな事実でほめるのかという視点を忘れないように。

アイメッセージで「先生はすごいと思ったよ」「先生は~~に感動したよ」など、一人の人間として感じたことや思いを伝えることも大切。

 

◎心からほめるには、「子どもたちを尊敬のまなざしで見る」ということが大前提!

教師と子どもの間で尊敬しあえる関係をつくろう。

★zekkoutyou

「子どもたちを尊敬のまなざしで見る」!!

 

なんてステキな言葉でしょう。

それが、あれば自然とほめることがみつかりますね。