「アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」 part2

アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」 小倉広著 日経BP

からの引用

 

服従」と「回避」をせずに伝えるスキル

 

①サンキュー、バット、ノー・センキュー

 

× 「(断りづらいので)わかりました。(本当は行きたくないけど)行きます」

〇 「お誘いありがとうございます。でも家族が待っているので今日は帰ります」

 

あまり気乗りがしない会に誘われた時。

ただの「ノー」ではぶっきらぼうだし、対立しているかのように感じてしまう。

そこで、「ノー」の前後に「サンキュー」をつける。

このセリフをいうときは、申し訳なさそうに言うのではなく、明るく、カラッと、言う方が嫌味なく伝わる。

 

例えば、あなたがとてもこなせないくらいの仕事を抱え込んでいるときに、同僚から「この仕事も明日までにやっておいてね」と何の配慮もなく頼まれたとする。

「こちらの状況も知らないで、明日までなんて!できるわけないだろう、こっちの都合も考えろ!」と心の声を爆発させては、押しつけに押しつけで返すことになってしまう。

賢明なあなたは、「サンキュー・バット、ノー・サンキュー」を使って毅然と返そう。

「頼りにしてくれてありがとう。でも今、急ぎの仕事で手一杯なので受けられません。わがまま言ってごめんなさいね。どうもありがとう」

・・・ケンカ腰の必要も、あきらめて服従する必要もなし!

 

 

「イエス」「ノー」どちらをとってもいい状況で、自らの意思で決めたのだ。

一番大切なのはその責任を自らひきうけること。

そうすれば、いずれの選択であってもよき選択となることだろう。

 

★zekkoutyou

この本「アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」は以前にも引用しています。今回は「服従」と「回避」をせずに伝えるスキル を選びました。

 

日常生活によくありそうな具体例での回答に「そうか!」と思いました。

そして、決定したら、それは「自分の意思、自分の責任」と引き受けたいと思います。

ノーが言えないときでも、つい相手のせいにして不平を言ってしまう自分が思い浮かびますが、これからは!