ケース別でよくわかる!アドラー心理学に学ぶ「勇気づけ」実践ガイド
佐藤 丈著 明治図書 からの引用
アドラー心理学を学級づくりに生かすと次のようなよいことが起こります。
①子どもたちの学習意欲が向上します
②子どもたちが協力的になります
③子供たちが主体的に問題を解決しようとするようになります
④子どもたちを常にコントロールしなければならないという考えから解放されます
⑤子ども、保護者、同僚との関係がよくなります
これらのことのうち一つでも実現したいのであれば、アドラー心理学は役に立てる。
しかし、アドラー心理学の活用はそのハウツーだけで、あるいはその思想だけで突っ走ると痛い目にあうことも忘れずに!
①内発的な動機づけだけに価値を置くあまり、子どもは楽しいこと、楽なことのみを追い求める
②自分の欲求のみに関心が向き、自己中心的になる
③主体的であることのみに価値を置き、他者からの指示や依頼に耳を貸さない
④アドラー心理学の思想を使って、できていない他者(子ども、保護者、同僚)を批判、非難し、関係が悪くなる
理論と実践は車の両輪であり、どちらも地道に身につけていくことが必要。
実践しつつ、振り返りつつ、試行錯誤しながら自分のものにしていくことが大切。
★zekkoutyou
その思想だけで突っ走ると「痛い目を見る」というところに、妙に納得してしまいました。
しっかり、理論と実践がかみ合うように、じっくりと身に付けていく必要があると思います。
でも、そうなったとき、子どもたちが自主的で、協力的になるだろうことも想像できます。信じて、任せられる関係になると、学級経営が本当に楽しいものになりますから、勉強してみるのもよいと思います。