財団法人 メンタルケア協会 編著 宝島新書 参考文献
≪共感と「プラスの言葉」が生きる希望を生み出す≫
深い対話をしようとするなら・・・
①徹底的に感情を共有してネガティブな気持ちを受け止め、それを全力で支持する。
(消え入りそうな火を手で囲う)
②辛抱強く相手の心が安定するように共感を続ける。あせらない!
・安易な励ましや安っぽい人生論は不要!ただ相手の心に寄り添う
(消えそうだった火が勢いを取り戻すのを待つ)
③相手の心が十分に力を回復したことが確認できたら、プラスの言葉を慎重にかける。その人が得意なこと、自分で気づいていたい長所など
・問題の核心には触れない。本人が重要視していない事実を評価しながら、問題の外側から温かく支持する。
(希望の火をさらに勢いづかせる)
◎シャワーのようにプラスイメージの言葉をかけていくと、狭くなっていた心の視野が広がり、心の問題を相対的に小さくすることができる。
◎まずはネガティブな精神状態から本来の自分の状態に戻ってもらうことが大事。
●心の痛みをとる方法(母親の無償の愛のような対話)
相手が感じている苦痛を「つらいね」「痛いね」などとわがことのように共有し、問題とは異なる視点から相手の良さを支持し、笑顔が戻るのを待つ。
★zekkoutyou
この火のたとえ、とてもわかりやすいです。
「心の痛みをとる方法」は、共感ののちの、プラス評価。
それはテクニックでなく、無償の愛なのですね。