財団法人 メンタルケア協会(編著) 宝島新書 参考文献
≪共感と「プラスの言葉」が生きる希望を生み出す≫
精神対話士が実践する対話を例えるなら、それは嵐の中で消えそうになっている火を守るような作業に似ているかもしれない。
強風にあおられ細く揺らめく火を手で囲い、炎が大きくなるのをそっと待つ。
雨がふろうが、気温がさがろうが、日が暮れようが、火が消えないように身を挺す。
それが精神対話士の仕事。
人はどんな逆境にあっても「よりよく生きたい」という希望の火を必ずもっている。
精神対話士は、必ず相手の本来持っている生きる力を信じる。
どんなに小さな火でも、その希望の火を大切に守れば必ず勢いを回復すると信じて対話する。
時間がかかることもあるが、共感を繰り返していくとくすぶっていた火は再び燃え盛る。
★zekkoutyou
精神対話士、という方々がいらっしゃることを初めて知りました。
消えそうになっている火を絶やさず、再び燃え盛るように力を貸す・・
そういう力が対話にはあるということですね。