「教師の対話力」

参考文献 「子どもと心でつながる 教師の対話力」 渡辺道治著 学陽書房

 

自分の願いはいったん脇に置き、相手の願いに思いをはせる

 

大切なのは、「保護者の方の協力」が欠かせないとするならば、

それをもらえるようにするために相応の手順を踏む必要がある、ということ。。

 

そのためには、まず自分の願いはいったん脇に置いて、相手が何を求めているのかを真剣に考えること

 

B君のおかあさんは当時どういう状況だったか。

間違いなく、「困っていた」はず。

毎日のように電話がかかってきたり、学校の様子を見に来るように言われたり。

 

たくさんの満たされていない状況、ニーズがそこにはたくさん存在したとみることができる。

しかし、そのことを前向きな形で表出することはできなかった。

学校からの連絡のたびに態度を硬化させ、支援学級への打診もかたくなに拒否するまでになってしまった。

 

このように

「相手もこの状況に困っている」「何とかこの状況を改善したいと思っている」というニーズが想像できると、自分にできることが少しずつ見えてくるようになる。

 

★zekkoutyou

このように相手に「してくれ」と頼んでばかりの人を「クレクレ星人」と呼ぶのを見たことがあります。

クレクレ星人にならないよう、特に、困ったときには注意が必要ですね。