クラスを動かす指導の技術

新任3年目までに身につけたい クラスを動かす指導の技術 

大竜著 学陽書房 からの引用

 

子どもがぐんぐん集中する授業の指導

 

子どもがどんどん発表したくなる指導②

 

ペアトークにもいろいろなねらいがある。

ここでもねらいを意識する。

 

◆何のために行うのか

授業後、どうしてあそこでペアトークしたのかと聞かれたら、答えられるように、意識的に手法を選択しよう。

そういう風になぜ、あの場面でペアトークを行ったのかが明確であれば、それだけ効果も上がる。

どの指導でもそうだが、「そもそもなぜ、その指導をするのか」を考えることを習慣化するとよい。

 

◎どんなねらいがあるか

ペアトークを行う際のねらいを自分になりに考えておく

 

【確認するとき】 教師の指示やこれまでの学習ポイントを確認させたいときに行う

【考えをもつ】 発問に対して個人で考える前に行い、どの子も考えをもてるようにすることをねらって行う

【自信を持つ】 個人で考えた後、全体での発表の前に行うことで、自分の考えを深め、自信をもつために行う

【整理するとき】 教師が授業の流れや発問を考えたいときに、ここまでの学習の流れを確認させ、時間を確保するために行う。

 

子どもの状況に合わせて、どの場面で、ペアトークを行うのか、あらかじめ考えておくことで、どの子も授業に参加できるようになっていく。

 

×ねらいがないと・・・

ペアトークをやみくもにやっていても効果は得られない

 

〇ねらいを明確に!

どんな目的で、何を話し合うのかを明確に指示する

 

●集中と開放の繰り返し

一方的に話を聞いているだけの授業だと集中力はもたない。

発話する機会のない子どもは、一日6時間もじっとして座っている。

話し合いなど自己開放する時間があることで、リフレッシュして、再度、集中できる。

集中と開放を意識し、取り組んでみて。

 

 

★zekkoutyou

今回のポイントはなんといってもこれ

 

>どの指導でもそうだが、「そもそもなぜ、その指導をするのか」を考えることを習慣化するとよい。

 

「自分が受けてきた授業がそうだから」と「なんとなく」その指導をしているものって考えてみたらたくさん残っている気がします。

「そもそも」を考えていくことは、授業でも、児童指導でも、また行事の精選でも大切なことだと思います。