『学び合い』誰一人見捨てない教育論

西川純著 明治図書からの引用

 

1『学び合い』とは

なぜ勉強がわかるのか

 

『学び合い』によって成績は爆上げすることができる。

今まで従来型授業で成績向上に苦労していた先生方には信じられない。

自分があれだけ苦労してもあげられない成績を、何もしない(とその人達は見ている)のに上がることが信じられない。

 

『学び合い』によって成績が爆上がりする理由は大きく2つ。

①本人が成績を上げたいと思うから。

本人が願わなければ、どんな教材もどんな授業も無意味。

逆に、本人が願えば凡庸な教材でも凡庸な授業でも効果がある。

多くの教師が、そこがすっぽり抜けている。

歴代の担任が「勉強しなさい」と言い続けたと思う。

しかし、変わらなかった。

だったら仲間から「勉強しようよ」と言われるほうが可能性は高いと思わないか?

 

 

★zekkoutyou

『学び合い』では「みんなができる」ことをみんなに求めます。

そのため、①のように仲間が「勉強しようよ」と言うし、本人も「みんなと目標を達成したい」と思うのです。

勉強しなさい、と言われてもできなかった子たちも、みんなと学び合える環境では、「できるようになりたい」と思えるのです。

 

こういう姿を目の当たりにすると「どの子もみんな、できるようになりたい!」って本当は思っているんだ!ということが実感できます。