「全校『学び合い』で実現するカリキュラム・マネジメント」

西川純著 明治図書 からの引用

 

コラム 誇り

 

教師の、教師だからできるテーマとは、、「大人に育てる」ということです。

そこにこそ、たった一度の人生の中で選択した教師という職業を、最高の選択だと確信し得る道があると思います。

多くの教師が「大人に育てる」という志をもし、教師という職業を選択したはずです。

「2桁の足し算の繰り上がりが分からない子がいる、どうしよう」とか

武家社会はご恩と奉公が基礎になっていることをわからせるにはどうしたらいいか?」とか

「『ごんぎつね』の兵十の気持ちが端的に表れる表現はどこだかわからない子どもがいる」という問題の中に埋没し、教材や指導法や話術に誇りを見出そうとしています。

または、授業外のクラブ指導、また、授業外の生徒指導の中で誇りを見出そうとしています。

なぜなら日常の授業と「大人に育てる」こととをつなぐ道を見出せなかったからです。

しかし、『学び合い』は日常の授業の中で「大人に育てる」ことができます。

そして本当のプライドを得ることができます。

『学び合い』学校をつくる中で、本当のプライドを回復した学校をつくりましょう。

★zekkoutyou

『学び合い』を学ぼうとしてもまだ今のような「本」の形になっていなかったとき。

西川先生は 「『学び合い』の手引書」 をネット上にアップしていました。

その中に、このコラムに書かれている内容がありました。

 

それを見て、心から、「その通り!!」と衝撃を受けたことを思い出しました。