「なぜか仕事がうまくいく 教師の7つのルール」

西川純著 学陽書房 からの引用

 

人間関係がうまくいく職員室のルール

 

まず悪口を言わないこと

 

◇教師の大事な職能は「人のせいにしない」こと

 

私の考える教師の職能は以下の3つ。

網羅的、箇条書き的なふつうの教師の職能とはかなり違い、静的でなく動的に職能をとらえている。

 

①子どもや親のせいにしない。

確かにそれが原因なのかもしれないが、それを言ってはおしまい。

 

②尊敬すべき、先輩、後輩を探し、その人といっぱい雑談をする。その雑談をするあ相手を見出す方法は、子ども「達」に聞けばいい。

 

③まねられるところはまねる。まねられないところはまねる必要はない。今の自分のままで、できる授業はある。

 

この3つがあれば、良い教師になれる。

 

◇悪口を言わない

 

子どもや親のせいにしない。

もし、それが守れないと、教師の進歩が止まる。

 

その子どもに問題がある、保護者に問題がある、学校に問題がある、校長に問題がある。それを否定しない。

しかし、それを言ってもしかたがない。

他人やまして組織を変えることは難しいもの。

しかし、「自分」は自分で変えることができる。

他を否定しても出口はない。

出口があるとしたら、自分を変えることしかない。

 

結局、教師にとっての最高の教師は「子ども達」。

子ども達に教えられながら、常に学び続けなければならない。

そのためには、みずからを問い直し続けるしかない。

 

だから、「子どもや親のせいにしない」が教師の職能の第一である。