参考文献 鍛え・育てる 教師よ!「哲学」を持て 深作久著 日本標準
「やる気」を持たせる
~「心構え」の構築
子どもたちは様々な相を見せる。
それだけ多用な活動の場が、学校教育の中にはある。
そして、それらの多用な活動の中で、時にマイナス的言動を子どもたちはとる。
この時が教師の出番だ。
知らない・わからないためにマイナス的言動をとったのなら、その言動がどうして悪い事なのかを教えることを中心に据えた指導をすればよい。
しかし、あるべき行為像を知っているのにやらない場合は、やる気のなさが原因であることを自覚させる指導をしなければならない。
やる気になさを自覚させ、やる気を持たせる絶好のチャンスである。
その指導は、次の5段階
①マイナス的言動に気づかせる
②あるべき行為像を確認させる
③あるべき行為像を実践できなかった原因を考えさせる
④やる気のなさが原因であることを自覚させる
⑤やる気をもたせる
1回でだめなら、2回目、3回目と変わるまで指導していけばいい。
もちろん、同じ言い方では通用しない。
よって、別の言い方を考えねばならなくなる。
この繰り返しの中で、本気で子どもたちを変えたいと考えている教師は、子どもたちに響かないい方の共通点に気づき、子どもたちに響く言い方の共通点を発見していく。
こうして教師は自身の力を向上させていく。
自己鍛錬していく。
マイナス的言動を行う子ども(たち)をプラスに変える営みなくして、教師は鍛えられない。
成長しない。
中には、子どもたちが変わらないのに指導をやめる教師がいる。
自分の頭で打開策を考えないまま、子どもたちに敗北したのだ。
子どもに敗北した教師ほど、マイナス的言動をすべて子どもたちのせいにする。
★zekkoutyou
終わりの3文、とても厳しいです。
でも、その通りなのです。
まずは、人のせいにしない!
ここからです。