「やる気スイッチ押してみよう」④

続きです。

≪事前指導の基本5つのスイッチ≫

 事前指導で子どもたちのやる気スイッチをオンにする肝は、子どもたちに心構えを持たせることです。そのためには、子どもが考えれば分かることは一々教師が教えません。子どもたちはわかっていること、考えればわかることを一々教師に言われたら、やる気スイッチオンになりません。どれどころか、やる気がなくなってしまいます。

 教師が問い、子ども達が自分の頭で考えます。押し付けられるのではなく、自分たちで考えるからこそやる気スイッチが入るのです。

 ここでは、やる気スイッチを入れる事前指導を5つの型に分類しました。

 

①why型   「なぜ~するのですか。」「何のために~するのですか。」

②get型    「どんな力をつけることができますか。」

         「どんなよいことがありますか。」

③caution型  「予想される問題点はなんですか。」

       「注意すべきことは何ですか。」

       「心配なことはありませんか。」

④how型   「どのようにすればよいですか。」

⑤AorB型  「AとBではどちらがいいですか。」

 

 この5つのスイッチは、それぞれ単発で使うこともできますし、組み合わせて使うこともできます。例えば目的を聞いた後に、その目的に向かうための方法を聞くことができます。

      

 

☆zekkoutyou

  パターンとしてこの5つの型を知り、活用していくだけでも、日常の指導が違っていく気がします。

 私たち教師は、①なぜ?何のため? という問いを大切に、あたり前と思って見過ごしている日々の活動や行事を見直す習慣をつけていきたいと思いました。