子どもを伸ばす学級づくり

子どもを伸ばす学級づくり 「哲学」ある指導法が子どもを育てる

土作彰著 日本標準 からの引用

 

②教師が魅力ある授業で、子どもの視線をこちらに向けること(縦糸論)

とっておきの授業を教師はいくつもできるようにしておかねばならない。

国語でも算数でも何でもよい。

子どもたちが目を輝かせる授業を数百時間分できるようにしておくべきである。

そして授業開きなどで、これでもかと子どもたちを魅了するのだ。

圧倒するのだ。

毎日、知的好奇心や挑戦意欲を掻き立てる授業を連発していく。

子どもたちに「おっ、この先生の授業はしっかり受けなければ損するぞ」と思わしめるのである。

そんな授業を展開してくれる教師の言うことなら、聞かないといけないという姿勢が生まれる。

知的権威の確立である。

そうして、徐々に教師の「哲学」を授業の中に盛り込んでいく。

私の場合、自分をコントロールする力(姿勢をよくする、集中して話を聞く、素早く作業をする、気持ちを切り替える、などの力)をしっかりつけさせ、次いで他者を思いやる力(困った人を助ける、協力して学習する、他の人の話をしっかり聞くなどの力)をつけていく。

子どもが素直に視線をこちらに向けてくれているからこそ、このような「哲学」も貫徹しうるのだ。

★zekkoutyou

子どもたちを魅了し、圧倒する授業があってこそ、子どもが「ちゃんと児童する」ようになるのですね。

そして、さらに哲学を盛り込んでいく。

最強ですね。