「学級立て直しガイド」

高本英樹著 明治図書

 

子どもの心に寄り添う

 

子ども理解の3段階ステップ

①子どもとであったら、その子らの欠点を丸抱えで子どもと向き合おうとすること。

 ありのままの姿をまるごと受け止め、そこからがスタート

②その子を正しく理解しようとする。

③その子の抱える問題を共に考えようとすること。

 

3段階のステップを踏むことは子どもの心に寄り添うことに通じる。

子どもに寄り添うとは、

「大人が現実の子どもに立ち向かい、問題を丸抱えにして、その上で常に子どもの可能性を信じてやり、子どもと一緒に理想の生き方を探求し続ける」ということ。

 

この3段階のステップは、手法ではない。

心構えである。

こういう気持ちで子どもに接すれば、自ずと子どもに対する言葉かけも、指導や支援の方法も変わってくる。

当然、子どもにも教師が自分を大切にしてくれていることが伝わる。

こうして、教師の指導や助言が子どもの心に入っていく関係ができる。

★zekkoutyou

私は上越教育大学 西川純教授の『学び合い』を実践してきました。

この『学び合い』の中で、大切にされている言葉の一つに

「やり方」より「あり方」

があります。

 

それに通じますね。

手法ではない。心構えである

 

同感です。