灯し続けることば

大村はま 小学館 参考文献

 

子どもの目に映る顔であることを意識していたいものです

 

子どもがみんなの前で発表することがあります。

終わって、拍手を受けたりしながら子どもは、瞬間、指導者のほうを見るものです。

そのときに教師は、必ず子どもと目を合わせることができるようにしたいものです。

子どもの目に映る顔であることを意識して、ねぎらいの気持ちをこめて目を合わせたいものです。

そのときに教師が、クラスを見まわしていたり、下を向いて評点らしきものを書いていたり、窓の外に目をやっていたりしたら、発表した子どもはどんなに寂しいことでしょう。

あとで「よくできましたね」と言われても、もう、そのようなことばのいのちはありません。

 

★zekkoutyou

  >終わって、拍手を受けたりしながら子どもは、瞬間、指導者のほうを見るものです。

 

・・・本当にそうです。

拍手を受けるような発表の場面はもちろん、座席順で、1文ずつ音読しているような場面でさえ、その1文を読み終えた子どもがちらっと教師を見ることが多いです。

そのとき、言葉がなくても、目を合わせるだけで、「よかったよ!」「できたね!」「がんばってたね」と伝えることができます。

逆に、目を合わせないだけで、あとのほめ言葉にいのちはありません!