一斉授業10の原理100の原則

堀裕嗣著 学時出版 参考文献

 

≪基本として身につけたい10の原則≫

 

③空白をつくらない

 

・重要でない質問をした子を突き放すこと

・机間巡視中に一人の子につきっきりにならないこと

 

これは一斉授業において

「全体に空白時間をつくらない」ため

 

作業することを指示するとき → 終わったら何をするかまで告げる

どうしてもということがあれば、思い切って休憩時間にしてしまうことさえある。

 

それほど、教師がリードする時間において

「空白をつくらない」ことが最優先!

 

④「素の状態」をこそ評価する

 

ある子が発言している。

そのとき、教師は発言している子ではなく、周りにいるその発言を聞いている子どもたちをこそ観察すべき。

 

教師の目線がその発言している子にのみ行っていると、他の大勢の子たちが教師の「死角」に入ってしまう。

 

周りの子はその子の発言を聞きながらいろいろな反応をしているもの

大きくうなずいたり、首を傾げたり。中には手遊びしている子も。窓の外を眺めている子もいるかも。

 

教師の目は今その場で中心的に活躍している子に向きがち。

しかし、教師は周りの子、その場で活躍していない「素の状態」の子どもたちをこそみなければならない。

 

 

★zekkoutyou

空白をつくらない。

これは多くの教師が意識していることと思いたいのですが、再確認!

 

素の状態をこそ見る。

他大勢の子を「死角」に入れない!

これは案外できていないかもしれません。

私は、発言者の後ろに立って、一緒に聞き手を見ながら発言を聞く、

ということをしていた時期もあります。

 

たまにそのようにしてみると、話し手も、教師の顔を見て話すのではなくみんなを見ますし、聞き手の反応も見られますので、おすすめです。

 

逆に、話す子の対角線上、一番遠いところに教師が移動して、そこまで届くように促すという方法もあります。