一斉授業10の原理100の原則

堀裕嗣著 学時出版 からの引用です。

 

≪基本的に身につけたい10の原則≫

 

②常に全体を意識する

 

机間巡視中のことです。

子どもが質問してくることがあります。

全体にかかわるような重要な質問ならば、全体の前で取り上げます。

「みんなちょっと鉛筆置いて。いま、敏夫くんからいい質問が出た。どんな質問かというと・・」

こう言って、全体で共有するのです。

その質問が重要であればあるほど、それはその子に対してだけでなく、全体に聞かせたい内容であるはずです。

「重要度」とはそういうものです。

重要な質問でないなら、「自分で判断してよし」と答えたり、ひと言だけ答えて突き放したりします。

決してその子の前で立ち止まってはいけません。

また、言ったばかりのことを質問してくる子もいます。

「今言いました。どうしてもわからなければ、隣の人に『すいません。ご迷惑をおかけしますが、教えて下さい』と丁寧にお願いして訊きなさい」と告げます。

算数・数学で多くみられますが、机間巡視中に一人の子につきっきりになっていると、他の子がおしゃべりを始めてしまいます。

そういう授業は数か月後、必ず崩壊していきます。

 

 

★zekkoutyou

>そういう授業は数か月後、必ず崩壊していきます。

・・・・・こわい (笑)

 

ですが、そういう恐れを感じることが必要だと思います。

恐れがないと、    必ず崩壊していきます。

 

なのだと思います。

こんなところから崩壊始まる、と意識して、対処(というか未然防止)に努めなくてはなりません。