若手教師のための「超」時間術
大前暁政 著 明治図書
残業ゼロで、授業も学級経営もうまくなる!若手教師のための「超」時間術 参考文献
≪子ども、保護者の心をガッチリつかむための時間術≫
◎「どの子とも少しずつ」で信頼関係を築く
子どもと信頼関係を築くことは、学級経営において非常に重要なことです。
教師との信頼関係があってこそ、子どものやる気は引き出されるからです。
〇どのこともかかわる時間をとる
子どもとの信頼関係を結ぶには、どの子にも関わる時間をとるようにすることが基本になります。
気を付けないといけないことは、特定の子に時間を費やしてしまうことです、
例えば、授業中の個別指導を考えてみます。
普通、個別指導は学力の低い子ほど時間がかかります。
そのため毎回つい同じ子ばかりに時間を費やしてしまうのです。
そうではなく、どの子にもまんべんなく少しずつでもかかわるようにすべきです。
とはいえ、授業中の個別指導には多くても5分くらいしか時間がとれないので、関わり方に軽重をつけます。
例えば、出来ている子には「よくできたね」の声掛けだけにすれば、1.2秒ですみます。
一方で、問題が解けなくて迷っている子にはヒントを出すなどして、十数秒程度関わるイメージです。
★zekkoutyou
この本は以前にも引用させていただいています。
今回は、第6章
≪子ども、保護者の心をガッチリつかむための時間術≫から引用していきます。
個別指導では、どうしても数名の子につきっきりになってしまう場面をよく見かけます。それは、指導されている子にとっても、されない子にとってもあまりうれしい時間ではないですよね・・。
まんべんなく、は難しいですが、意識はしていかないといけません。