≪授業の原則≫
- 趣意説明の原則 指示の意味を説明せよ 「~のために、~しなさい」と語る
- (さらに上のステップは趣意だけ示して、任務は任せること)
- 一時一事の原則 一時に一事を指示せよ
- 簡明の原則 指示・発問は短く限定して述べよ (10~15秒で!)
- 全員の原則 指示は全員にせよ 指示の追加はしてはならない
最後の行動まで示してから動かせ
- 所時物の原則 子どもを活動させるためには、場所と時間と物を与えよ
- 細分化の原則 指導内容を細分化せよ 細分化して、解釈をし、イメージ化せよ
- または 細分化して、解釈をして、発問を考えよ
- 空白禁止の原則 たとえ一人の子どもでも空白な時間を作るな 個別指導は「完全にさせる」ではなく「短く何回もさせる」ことを原則にせよ
- 終わった後の発展課題は必ず用意しておく
- まず、全体に大きな課題を与えよ。然る後に個別に指導せよ
- 確認の原則 指導の途中で何度か達成率を確認せよ
わかりましたね、と聞くな せめて、わからない人はいますか?と聞け
- 個別評定の原則 誰がよくて誰が悪い(できていない)のかを評定せよ
- 激励の原則 常に励まし続けよ 「仕事の責任を回避しない。」「すなお」(他人の意見を受け入れる)
- 「知的」(本を読む。身銭を切って研修する)
- (子どもができないことを、子ども、保護者・学校・・・のせいにしない。自分自身の責任として考えていく潔さ、謙虚さを持っている)
- ≪伸びる教師の共通点≫ 「全員の子どもを何とかしようと思っている。そして、できない子に優しい。」
- 子どもがもっている欠点を克服するよう絶えず励まし続けること、「大丈夫だよ、がんばってみよう」「この前よりよくなったよ」と言い続けること、それは教師の仕事の原則なのである。
参考文献「授業の腕をあげる法則」向山洋一著