「授業の腕をあげる法則」より

≪授業の原則≫

  1. 趣意説明の原則  指示の意味を説明せよ 「~のために、~しなさい」と語る
  2.          (さらに上のステップは趣意だけ示して、任務は任せること)
  3. 一時一事の原則  一時に一事を指示せよ 
  4. 簡明の原則    指示・発問は短く限定して述べよ (10~15秒で!)
  5. 全員の原則    指示は全員にせよ 指示の追加はしてはならない 

最後の行動まで示してから動かせ                      

  1. 所時物の原則   子どもを活動させるためには、場所と時間と物を与えよ
  2. 細分化の原則   指導内容を細分化せよ 細分化して、解釈をし、イメージ化せよ
  3.                 または 細分化して、解釈をして、発問を考えよ
  4. 空白禁止の原則  たとえ一人の子どもでも空白な時間を作るな         個別指導は「完全にさせる」ではなく「短く何回もさせる」ことを原則にせよ
  5.          終わった後の発展課題は必ず用意しておく
  6.          まず、全体に大きな課題を与えよ。然る後に個別に指導せよ
  7. 確認の原則    指導の途中で何度か達成率を確認せよ

わかりましたね、と聞くな せめて、わからない人はいますか?と聞け         

  1. 個別評定の原則  誰がよくて誰が悪い(できていない)のかを評定せよ 
  2.  激励の原則   常に励まし続けよ             「仕事の責任を回避しない。」「すなお」(他人の意見を受け入れる)
  3. 「知的」(本を読む。身銭を切って研修する)
  4. (子どもができないことを、子ども、保護者・学校・・・のせいにしない。自分自身の責任として考えていく潔さ、謙虚さを持っている)
  5. ≪伸びる教師の共通点≫ 「全員の子どもを何とかしようと思っている。そして、できない子に優しい。」
  6. 子どもがもっている欠点を克服するよう絶えず励まし続けること、「大丈夫だよ、がんばってみよう」「この前よりよくなったよ」と言い続けること、それは教師の仕事の原則なのである。

参考文献「授業の腕をあげる法則」向山洋一