「明日の教室1」教師の一日より

≪教師の一日≫ 今更ですが、教師の仕事は授業をすること、では収まりません。成長する子ども達に寄り添って、伴走することができる、魅力的な仕事です。そのために参考となる細かな技術や心がけを若いうちに、一つでも多く身につけてください!わかっていることでも、意識しているとしていないとではあとで大きな差になります。

 

〈朝〉学校に着いたら

○教室にすぐ向かう  ・明るく挨拶をしながら教室に入る。または、子どもを迎える。子ども達とふれあいながら教室や子ども達の様子を見るようにする。

・できるだけ名前を呼んで、話しかける。教室で予定していた仕事を進める。この時、子どもにできることは手伝ってもらうと、子どもの自己肯定感を高めることもできる。

           ・学習環境を整える。整理整頓された教室環境はとても大事!教室が乱雑になると問題が起こりやすく、大きくなるやすいので要注意。

○子ども達に対応する ・様子を見て、必要な時にはすぐ対応する。話を聞いたり、共感したり、励ましたりして、常に安心感のある学級にしたい。

○打ち合わせ(メモ) ・朝の打合せは大切。連絡事項を自分のクラスでどう伝えるか、どのように指導するか考えながらメモをとるようにする。

○朝の会       ・健康観察・提出物の確認等の管理を適切に行う。効率化も進める。

           ・朝の歌やスピーチ、音読、図書紹介、ことわざ紹介などを行う場合。担任が子ども達につけたい力は何かを考え、集中的かつ継続的に取り組み、確実に力をつけるようにする。

           ・自主的な活動を活性化させる。係りや当番などの自主的な活動の発表提案の場とすることもできる。ミニイベントなどを開催するのもよい。(クイズ大会、ミニゲーム、宝さがし等、全員参加できる活動を子どもに企画・運営させる)

〈休み時間〉    

○子どもとの関係づくり ・一緒に遊ぶ時間を作る。忙しくて、毎日は無理でもできるだけ機会を作る。

               ・子どもを見る。個性や人間関係を見る。

               ・個別にいろいろな話をする。

               ・一人ぼっちの子と遊ぶ → 子ども同士の遊びを促す → 喧嘩の仲裁をして、トラブルを解決していく

○職員との関係づくり  ・打ち合わせ、相談、雑談。

            ・悩みは抱え込まず、どんどん相談するべき。また相談にのってあげるべき。解決策がでなくても話すだけでもよい。

            ・とにかくおしゃべりをすること。雑談することで人間関係がよくなる。

 

(参考文献 「明日の教室1」)