西川純著 明治図書 からの引用
言葉がけ入門コラム
今から30年前に教員採用試験の受験勉強をした、
その際試験にはでるわけがないとは思っていたが、教育基本法第1条を暗記した。
改訂によって多少変わっているが。
趣旨は同じ。
「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなけばならない」
私は「人格の完成」や「平和で民主的な国家の形成者」を建前論だと思っていた。
そして、それをすっ飛ばして、学習指導要領もすっ飛ばして、教科書によって授業していた。
しかし、本書で述べたようにすべてはここに凝縮されていると思う。
教師は己の考える「人格の完成」を持っていなければ本節で書いたような問題に対してしっかりと答えることができない。
『学び合い』では「人格の完成」を「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決できる能力の獲得」と考えている。
つまり、色々な人と付き合って、その人の力を借りて、自分が分かり、出来るようになれる人だと考えている。
私はこの定義が大好きだ。
★zekkoutyou
私も大好きです。
そして、以前は「人格の完成を目指し・・」と「授業の目標」が合致しないことに悩んでいましたが、『学び合い』後は、ここが合致するのです!
なんと幸せなことでしょう♪