「全校『学び合い』で実現するカリキュラム・マネジメント」

西川純著 明治図書からの引用

 

雑談の種

 

仕事の話が雑談には有効なのですが、その仕事のことで悩んでいる場合、何を話題にしたらいいのでしょうか?

全校『学び合い』はその話題を提供します。

子ども達は、色々な学ね、色々なクラスの子どもと交流しながら勉強します。

その中で、クラスの中では見せなかった姿を見せてくれます。

それが話題になるのです。

「ねえねえ、ちょっと見てよ。おたくのクラスの〇さんが、うちの〇〇さんを教えているんだけどね、教え方がすごくうまいのよ。・・・」という話題が毎回毎回、日替わりに出てきます。

そんな話題を通して、一緒に笑いながら話し続けることができます。

 

悩んだ先生は、そのような会話をしながら、「この人だったら、悩みを言っても受け入れてくれるのでは・・」と値踏みをしているのです。

逆に周りの先生方は、「あれ、反応が悪いな?どうしたんだろう・・」と気づきます。

 

全校『学び合い』のとき、毎回、毎回、日替わりで楽し話題が提供されます。

それは全校『学び合い』のときだけで話尽くせるわけではありません。

さらに、全校『学び合い』の影響がクラスの授業に表れる場合もあります。

そうなれば、話したくて話したくてしょうがなくなります。

★zekkoutyou

一緒に笑いながら話す。

それも、子どもたちのよさを次々に発見しながら。

 

そんなことが日常だったら、先生はもっと元気になれます。

そうしたら、子どもたちももっと元気になれます。