日本一 心を揺るがす新聞の社説

今日は、「日本一 心を揺るがす新聞の社説 それは朝日でも読売でもなかった」水谷守人著 ごま書房新社 からの引用です。

 

「背筋を伸ばそう!びしっといこう!」

 

 先日、京都の辻中公さんから「魔法の日めくりメッセージ」をもらった。辻中さんは幼児教育の専門家

で、その「魔法の日めくりメッセージ」も幼児向けに作られたものだが、1枚1枚めくっていくと、大人

の自分にできていないことがあまりに多いことに気づき赤面してしまう。

 1枚目、「朝、歯を磨こう!顔を洗おう!」うん、これはできている。

 2枚目は「一緒にお部屋を片付けようね」おっとここからもう危ない。コメントのところに「部屋の乱

れは心の乱れにつながります。片付けをすることで空間が整い、心も整理できるので良いエネルギーが

部屋に充満します。」とある。

 「目をみて挨拶してるかな?」というのもある。目、見てないよなぁ。

 「お話は最後まで・・」というのはどうだろう。「相手の話が終わるまでしっかり聴くことで、自分より相手を優先することができ、注意深く聴き取る力、集中力が身に付き・・習慣化すると人をまとめる力、リーダーシップ力にもつながります。」というコメント。この国のリーダーにも送りたいメッセージである。

 ほぉーと思ったのは、「靴をそろえようね」コメントには「一度しゃがんで靴をそろえるのは、けじめをつけ、それぞれ物事にはルールがあることを認識する動作です。・・靴をそろえることで、けじめがつき、リールを守ろうという意識が向けられます。」とある。そうだったのか。知らなかった。

 「落ちているごみを拾いましょう」は17枚目に出てくるメッセージ。自然を大切にするとか、環境美化のためではない。誰が見ていなくても、勇気をもって恥ずかしがらずに自分の意思を貫いて行動に移す。これが習慣化されると「自尊心が芽生え、自分に自信が持て、何でもやってみようと挑戦できるようになります」とのこと。へぇー、ごみ拾いにはそういう意味があったのか。・・・

 コメントも含めて読んでいくと、単なるしつけのための日めくりじゃないことに気づく。つまりこれは、人生の基本なのだ。基本さえ幼児期に習慣化されていれば、将来どんな道でも花を咲かせることができるのではないだろうか。何をするにしても、人生の基本を離れて成功はない。28枚目のメッセージもいい。これだ。「背筋を伸ばそう!ビシッといこう!

 

 

☆zekkoutyou

幼児期を過ぎた小学校でも、まだできていないことが多いなあと感じました。大人である私たちがまず、行為の意味をしっかりとらえなおして、指導に生かしていきたいですね。