パンダ先生の心理学図鑑
「パンダ先生の心理学図鑑」 ポーポーポロダクション著 PHP研究所
続きです。
〈ウインザー効果〉
人からほめられる場合、誰からどのようにほめられるかで嬉しさは変化する。ほめてくれる相手から直接言われるよりも、第三者から間接的にほめられるほうが嬉しく感じる。これをウインザー効果という。
「〇〇さんがあなたのことをすごくほめていたわよ」と言われると直接言われるよりも信頼度があるように思え、さらにほめられていることが他の人にも広がっていると感じることで強いうれしさを生むのである。誰かをほめる場合は意図的に第三者を使うなどの応用ができる。
〈社会的報酬〉
「〇〇さん、これお願いします」と依頼の前に名前を呼ばれると、つい要求や依頼を受けてしまうという心理がある。名前を呼ぶという行為はそれだけで社会的報酬のひとつの考えられ、「自分の存在を認められたい」と思う気持ちへの報酬として機能してしまう。また名前を呼ばれることで「自分にしかできない」という錯覚も持ちやすくなる。社会的報酬には、ほかにも、尊敬される、知名度があがる、などがある。
☆zekkoutyou
子ども達(だけでなく大人にも)、よいフィードバックはできるだけしたいと思います。校内を見て回るときにも、「よいことみつけ」の気持ちで歩き、みつけたよいことは、フィードバックするようにしています。
それを子どもたちに担任の先生が伝えてくだされば、「ウインザー効果」が期待できますね!
名前を呼ぶ、は学校でとても大切なことだと思います。それだけで、その子に小さな〇をつけてあげることができるからです。
私も名前で呼んであげたくて、必死に覚えています・・・。でも校内で出会ったとき、とっさには呼んであげられないことがしばしばです・・・。