「T.E.T 教師学」②
前回、非受容を表すことばー コミュニケーションを妨げる12の型を紹介しました。
なぜ、効果がないのか。その部分を引用します。
教師のことばには、”子どもについて”の何らかのメッセージが含まれている。その受け取りかたによって、生徒は大人が自分をどう見ているか規定する。建設的にとらえることもあれば、逆に破壊的に受け取ることもある。
12の型を使うと、破壊的になる。たとえばあなたが、自分の気持ちを友人に打ち明けたとする。その時相手が、この12の型で応じてきたら、あなたは次のような気持ちになるはずだ。
・これ以上話しても無駄だ、と黙ってしまう。
・防衛的、反抗的な気持ちになる
・自分はダメな人間だ、と思ってしまう
・憤慨・激怒する
・自分が悪い、と罪の意識を持つ
・今のままでは受容されないので、自分ではいけないと圧力を感じる
・自分では解決できないと思われている、と感じる
・自分は信用されていないと感じる
・こどものようにあやされていると思う
・自分を理解してもらえないと感じる
・自分の感情は理不尽だ、と思わされる
・じゃまされたと思う
・イライラする
・反対尋問される証人のように感じる
・相手は全く興味がないのだ、と感じる
教師と生徒の関係でも、まったく同じことだ。12の型で応じられた生徒は教師との相互理解を妨げられ、関係が破壊されたと感じてしまうのである。
障害になる12の型は、いずれも非受容を表すことばだ。問題を所有して悩む人間に「あなたは変わるべきだ」とばかり言う。お互いの関係をよくする効果は期待できない。
☆zekkoutyou
「あなたは変わるべきだ」とばかり言う。・・・耳が痛いです。
では、受容を表す言葉とは?
次に続きます。