今回は月間日本教育7月号の「教員の心のサポート」 法政大学教授 渡邊弥生氏の記事からです。
・・・学力不振や学習意欲の低下の問題があるといわれていますが、実は、自分や他人の気持ちを理解し、互いの感情の葛藤を解決したり、自身の感情を調節するといった感情リテラシー(育てられる感情力)やレジリエンスの低さに問題があります。
子どもも大人も、自分や自分の身近にあるリソース(資源)に注意を向けることが大切です。
「私がすきなものやこと(I like)」
「私が持っているもの(I have)」
「私ができること(I can)」
「私の特徴(I am)」 (心の4つの筋肉)
といった4つの側面について、例えば毎日寝る前にでも、3つずつくらい考えてみてはどうでしょう。自分の強み、自分には味方がたくさんいること、好きなことややれることが結構あること、こうしたことが即座に思い出せると自信になるのです。そして前に一歩踏み出す回復力も増していきます。助けを求めることができるのです。こうしたスキルをSSTなどを通して一人ひとりが育てていくことができると、個人のみならず、クラスの雰囲気が明るくなり、健全な学校風土を培うことにつながります。
心の4つの筋肉を意識すると、自分は「結構イケてる」とか「恵まれている」と感じ、自身がでてきます。
☆zekkoutyou
幸せに4つの因子、にも通じるものがありますね。
「心の4つの筋肉」という言い方が面白いです。
筋肉だから、鍛えれば鍛えるだけ、強くなりそうですね。