鍛え・育てる

今回の参考文献 「鍛え・育てる 教師よ!『哲学』」を持て」

深澤 久著 日本標準

 

〈当たり前の事〉をキチッとさせる

 

〈当たり前の事〉が、人を育て・鍛える

〈当たり前の事〉がキチッとできる力を育てれば、大部分の教育問題は解決する

 

〈当たり前の事〉とは何か?

例えば、呼名されたら「はいッ!」と返事をすることである

例えば、かかとで踏みつぶさずしっかりと靴をはくことである

例えば、忘れ物をした時は自分から「忘れてしまいました」と正直に言いに来ることである

例えば、そうじの時はしっかり働き・歌うときはしっかりと声を出して歌うことである

例えば、他人の物を壊してしまった時は自分から「壊してしまいました」と謝ることである

例えば、食べるときに食器をもち「犬食い」をしないことである

例えば。他者の迷惑になるような自分勝手なことをしないことであす。

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〈当たり前の事〉を一つ一つ見れば実に簡単なことであり、やる気にさえなれば、すぐにできることばかりである

本来なら、学校教育を受ける年数を重ねるほど、こうした〈当たり前の事〉はごく自然にできるようになっていくはずである。

より正しく言えば、ごく自然にできる〈当たり前の事〉の量が増加し、その質が高レベルになっていくはずである。

・・・・

が、現在の教育現場では全く逆の現象が生じている。

 

なぜ、〈当たり前の事〉をしないのか?

 

★zekkoutyou

卒業式が近いので、深作先生の著書を引っ張り出してみました。

2009年の本ですが、今読んでも、まったくその通りだと思わされます。

耳が痛いです。

 

子どもたちを 鍛え、育てるには、まず教師自らが自分を鍛え、育てなくてはならないですね。