今回は、「すべてを味方 すべてが味方 心がスーッと晴れる『楽に生きる方法論』」小林正観朝 三笠書房からです。
≪「いい言葉」は最高の贈り物≫
良寛和尚はこの「愛語」を常に心がけていたそうです。
「愛語」について自ら書き記したものが現在も残っています。
良寛和尚は越後の国に生まれ、現在の倉敷市南部にある円通寺などで修業し、生地に帰って、平和にのどかに暮らした僧侶です。
生けとし生けるものすべてを大事にし、子ども達と毎日楽しく過ごした「良寛さん」
としても有名です。・・・
良寛さんの「愛語の心」とは次のようなものです。
自分は貧しい一人の修行僧なので、人に与えるもの、あげるものが何もない。
だからせめて心を温かくするような、心を安らげるような”言葉”をあげたい。
それならいくらでもあげることができるから。
良寛さんは、自分の口から出てくる言葉を常に「温かい言葉」「優しい言葉」「思 いやりにみちた言葉」にしたいと思っていました。
「良寛さん」が優しい人であり、蚊も殺さない人であり、子どもたちと笑顔で暮らした人である(それこそ実践であり修業であったのでしょうが)ということは私も知っていましたが、「愛語の人」であったことはある大学教授と話していて初めて教えられたことでした。
☆zekkoutyou
「何も持っていなくても、心を安らげるような言葉ならいくらでもあげられる。」
そう思って言葉を発していたら、とげのある言葉など使わないですむようになりますね。
「愛語」・・・素敵な言葉です。意識して、日に何度も、これを発していきたいです。