高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ
参考文献 「高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ」
丸山慎弥 著 学陽書房
≪高学年はここをおさえる!言葉かけの超基本≫
言葉かけは声だけにあらず
・声以外の言葉かけとは
人が得る情報は大きく「視覚」「体感覚」の3つからと言われる
言葉かけは「聴覚」のみを通じたものと思われがちだが、そうではない
子どもたちは、教師の声以外に、表情や服装、漂う雰囲気など、ありとあらゆる情報とともに教師のメッセージを受け取る。
言葉かけは言葉を発する声だけにあらず。
・子どもたちの席から自分を見てみる
教師としての自分が、子どもたちからどのようにみられているのかを意識したことはあるか?
ときには、子どもたちの側に座り、そのまま教室で子どもたちの前に立つ自分自身を想像してみよう
立ち姿は?表情は?服装は?
そうした一つ一つが教師の発する言葉かけと合わさり、子どもたちに届いていく。
・言葉かけは子どもたちへの贈り物
「言葉かけは声のみならず」ですが、「言葉かけは言葉のみならず」ともいえる。
どんな声で、どんな口調でその言葉を届けるか
「プレゼン」は「プレゼント」と言われるように、言葉かけもまったく同じ。
教師が送る言葉は、子どもたちへの贈り物であるという意識で!
◎高学年の子どもたちほど、教師の一挙手一投足まで見ています。
子どもたちに言葉を贈る者としてふさわしいかどうかの意識を高めよう
★zekkoutyou
>教師が送る言葉は、子どもたちへの贈り物である
名言。
そして、言葉が心まで届くためには、結局のところ「心から発した言葉」であることのような気がします。
そうしたら、表情も声も口調も自然とそれにふさわしくなるはずです。